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2017年7月5日

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道教の神像3体が今月、マレーシアの首都クアラルンプールなどを訪れるため、中国福建省アモイから飛行機に搭乗した際の写真がソーシャルメディアで話題を集めている。一般客とそれほど変わらない扱いで、席はビジネスクラスだったという。

最初の1体は海の女神「媽祖(まそ)」。漁業や航海の神として中国南部で広く信仰されているほか、道教の信者や中国系住民の仏教徒が多いマレーシア、ベトナム、台湾などでも信仰されている。

ほか2体は、女神に仕える千里眼と順風耳と呼ばれる鬼だ。

千里眼は、はるかかなたを見通す力、順風耳は風に乗って運ばれてくるどんな小さい音でも聞くことができる能力を持つとされる。どちらも船に乗る人々にとっては、近づいてくる嵐を予知する上で重要な能力だ。

なぜビジネスクラスに?

3体の神像の海外訪問は、媽祖にお参りし祭礼に参加する文化交流ツアーの開始に合わせて福建省の寺院「湄州媽祖祖廟」が企画したもので、マレーシアとシンガポールを訪れる。

中国のソーシャルメディアで拡散された写真には、神像が、安置されている海の近くの寺院を出発し、厦門(アモン)高崎国際空港で「チェックイン」する様子が写っている。

メッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」のユーザー、トン・フイチュンさんは、「セキュリティーチェックはどうやって通ったんだ?」とコメント。

別のユーザーのゴン・チャンさんは、「媽祖が旅行するのは珍しくない。あんまり遠いんで飛行機にしたんだ。船じゃ時間がかかり過ぎるからね」とコメントした。

湄州媽祖祖廟の関係者はBBCニュースに対し、廈門航空のフライトに搭乗した神像には「130人以上のお付き」がいたと語った。

席のチケットもちゃんと購入され、料金は1体2091元(約3万5000円)だった。

航空会社のスタッフに助けられながら、信者たちが神像を席に固定。席を「広げて」スペースを確保した。乱気流に遭遇することも考慮して特別なハーネスが使われた。

マレーシアで神像を迎えた関係者の広報担当は通常の座席を使った移動について、「女神の媽祖に払われるべき基本的な敬意だ」と語った。「それに背の高さも6フィート(約183センチ)なので、ビジネスクラスを使わなくてはいけなかった」。

神像には特別なパスポートも準備された。寺院関係者によると、航空会社の「特別サービス」だったという。

(英語記事 Chinese deities flown on business class to Malaysia

提供元:http://www.bbc.com/japanese/40504738

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