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2017年7月7日

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ドナルド・トランプ米大統領の公務と事業の利益相反を批判し続けてきた米政府倫理局(OGE)のウォルター・シャウブ局長が6日、今月19日付で辞任する意向を表明した。

ジョージ・W・ブッシュ元大統領、バラク・オバマ前大統領と3代の政権に仕えたシャウブ局長は、「現政権との仕事を通じて、既存の倫理規定を改善する必要があるとはっきり認識するようになった」と辞任理由をツイートした

2013年に就任したシャウブ局長は、あと6カ月で5年の任期が終わるところだった。

今後は、政治資金規正法の強化などを掲げて運動する非営利団体「キャンペーン・リーガル・センター」の倫理担当役員に就任する。

シャウブ氏は、「政府のあらゆるレベルにおける倫理改革」に取り組んでいくと書いた。

倫理局長は大統領に提出した辞表をツイッターに投稿。トランプ氏を直接批判はしていないものの、「公務とは国民の信頼の下に成り立つという原理を守ることに、(連邦政府の)倫理担当者たちは全力を傾けています。このために職員は憲法に忠誠を尽くし、個人的利益より倫理の原理原則を優先しなくてはなりません。職務に忠実で愛国心あふれる公務員たちの集まりの努力に感謝し、彼らと共に仕えることができたことを誇りに思います」と書いた。

ホワイトハウスは、シャウブ氏の「働きに感謝する」とコメントし、「大統領は近く後任を指名する」と発表した。

シャウブ局長は大統領の就任前から、事業と公務の抵触をめぐりトランプ氏を批判。利益相反回避のため数々の事業の経営権を息子たちに移譲するという説明について、不十分だと厳しく批判した。

トランプ氏の方針は過去40年来の大統領の行動規範に見合わないと、シャウブ氏は今年1月初めに指摘、「現代の大統領は全員、資産売却という劇薬を飲み込んできた」と表明した。その慣例に従うなら、トランプ氏は企業資産を売却し、その売却益を独立管財人が運営する白紙委任信託に移す必要があった。

OGEはこのほか、トランプ政権の閣僚候補についても同じような問題に繰り返し直面した。トランプ氏が指名した候補の多くは、相当の金融資産や事業の利害関係を持っていたからだ。

大統領顧問のケリーアン・コンウエイ氏が2月にホワイトハウスからフォックス・ニュースの視聴者に、トランプ氏の娘イバンカさんのファッションブランドを「買って」と繰り返した問題でも、シャウブ局長はホワイトハウスに問題の調査を促した。

ホワイトハウスはこの時、コンウェイ氏の発言は「悪意の動機によるものではなかった」と弁護し、処罰は不要だと判断を示した。これに対してシャウブ局長は、コンウェイ氏を処罰しなければ政府の「倫理規定を損なう」おそれがあると反発していた。

政権とのあからさまな対立が続いていたものの、シャウブ氏は米紙ワシントン・ポストに対して、政権から辞任圧力がかけられたわけではないと述べた。

「これ以上自分にできることはないことがはっきりしている」とシャウブ氏は取材に答えている。

トランプ氏は今後、自分が希望する倫理局長を指名することができる。就任には上院の承認が必要となる。

(英語記事 US ethics head quits amid Trump tensions

提供元:http://www.bbc.com/japanese/40527915

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