BBC News

2017年7月20日

»著者プロフィール

ジョン・マケイン米上院議員(共和党、アーカンソー州選出)の事務所は19日、議員の脳に腫瘍(しゅよう)があると診断され、治療方法を検討していると発表した。

当選6期で80歳になるマケイン議員は、2008年大統領選の共和党候補で、現在は上院軍事委員会の委員長。海軍将校としてベトナム戦争で北ベトナム軍に撃墜され、捕虜として5年半、そのうち2年近くを独房で過ごした経験をもつ。

事務所によると、左目の上の血栓を取り除く手術の際に、「膠芽腫(こうがしゅ)」と呼ばれる腫瘍が見つかったという。手術は14日に地元フィーニックスで行われ、議員は現在は自宅で療養中。がんの治療法として、化学療法と放射線治療を検討しているという。

「上院議員の主治医たちは、手術から『驚くほど良好に』回復中で、基本的にはきわめて健康だという診断」だと事務所は説明した。

膠芽腫は特に悪性度が高く、高齢化と共に発症の確率が上がる。女性よりも男性が多く発病する。

娘メガンさん(32)は、家族は診断に「衝撃」を受けているとツイートした

「予想通りでしょうが、こうした状態の中で誰より自信を持って落ち着いているのは、うちの父です」とメガンさんは明らかにし、「今まであらゆる挑戦に取り組んできたように、この挑戦にも取り組んでいます。がんによって色々な影響を受けるかもしれませんが、決して降伏はしません。今まで降伏などしたことがない人なので」と書いた。

ドナルド・トランプ米大統領は、マケイン議員は「常に闘士」だったとコメントを発表し、「早く良くなって」といたわった。大統領は選挙中、自分を批判するマケイン議員について「戦争の英雄だったのは捕虜になったからだ」と述べ、メガンさんをはじめ大勢から非難された。

ミッチ・マコネル上院院内総務(共和党)はマケイン議員を「この国の英雄」と称え、「決して戦いから逃げたりしなかった。たぐいまれな勇気が彼の人生を特徴づけてきた。今回の挑戦にも同じようにたぐいまれな勇気で取り組んでいくはずだ」とツイートし、早期回復を期待するコメントを発表した。

2008年米大統領選の対立候補だったバラク・オバマ前大統領は、「ジョン・マケインはアメリカの英雄で、僕が知っている一番勇敢な闘士の一人だ。どれほどの相手なのか、がんは分かってない。やっつけろ、ジョン」とツイートした

ヒラリー・クリントン元国務長官も、「ジョン・マケインほどタフは人はそうそういない。ジョンやシンディ(夫人)、素晴らしい子供たちを家族全員のことを今晩思っている」とツイートした

(英語記事 John McCain diagnosed with brain cancer

提供元:http://www.bbc.com/japanese/40664682

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る