BBC News

2017年8月14日

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米中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ長官は12日、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって緊張が高まるなか、北朝鮮との核戦争の脅威は切迫した状態にないと述べた。米フォックス・ニュースとのインタビューで語った。

ポンペオ長官は北朝鮮の核・ミサイル開発が「ますます危険な速度」で進んでいると指摘したが、ミサイル発射実験が再度あったとしても驚きではないと述べた。

一方で、過去の米政権が北朝鮮に対してとってきた「戦略的忍耐」の時代は終わったと語った。

今月に入りドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮に対して、「炎と激怒で対抗する」と述べるなど、両国は激しい調子でお互いを批判し合っている。

ポンペオ長官は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が核・ミサイル開発を「今後も続けようとする」はずだと、「かなりの確信している」と述べた。

米国を直接攻撃できる核兵器の開発はどのくらい進んでいると思うかとの質問に、ポンペオ長官は、「近づきつつある」と答えた。

北朝鮮は先月、2回にわたり大陸間弾道ミサイルの発射実験を実施。長年続いてきた緊張はさらに高まった。国連安全保障理事会は今月5日、北朝鮮に対する制裁を強化する決議を全会一致で採択している。

トランプ大統領は米軍が戦闘に向けて「準備万端」だと語る一方で、北朝鮮はトランプ氏が朝鮮半島を「核戦争の危機に追いやろうとしている」と非難した。

しかしポンペオ長官は、核戦争の脅威は差し迫っていないとし、「核戦争のとば口にあると言う人がいるが、その兆候を示す情報は上がってきていない」と述べた。

一部の国は危機の深刻化について、懸念を表明している。北朝鮮の唯一の主要同盟国である中国は、双方に自制を促している。

北朝鮮は今月10日、米領グアム付近にミサイルを撃ち込む計画を発表したが、近く実施される兆候は出ていない。

トランプは発表を受けて、北朝鮮がグアムにもし何かすることがあれば、「とても、とても大変なことになる」と語った。

(英語記事 North Korea: No imminent threat of nuclear war, says CIA chief

提供元:http://www.bbc.com/japanese/40920458

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