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2017年8月25日

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男性15人から様々な性的暴行を受けたと、うその主張を繰り返した罪で英女性が有罪となり、禁錮10年の実刑判決を受けた。

ジェマ・ビール服役囚(25)は、3年の間に9人の男性に強姦され、6人の男性に暴行されたと主張していた。いずれも見ず知らずの相手だったという。服役囚の被害届によって、一人の男性は有罪となり7年にわたり服役した。服役囚は現在、女性と恋愛関係にある。

ロンドン西部ハウンスロー出身のビール服役囚に対して、ロンドン南部のサザーク裁判所は、偽証と司法妨害の罪で有罪を言い渡した。

ニコラス・ロレイン=スミス裁判長は、「今回の裁判によって、当時は明らかではなかったものの、あなたが非常に説得力のあるうそつきで、被害者扱いされるのが好きだということが明らかになった。検察はあなたがこれまで、『被害者になりすます』ことに人生をかけてきたと語った」と公判で指摘した。

「事件のほとんどは、自分のパートナーの同情を引く、もしくは嫉妬させるために、酔った勢いで始まったことだ。どれも衝動的に始まったものだ。しかし、それが事実ではないと知りながら偽の被害を主張し続け、時には偽証を繰り返すまでした態度は、特にぞっとする」

「悪影響」

マデレイン・ウルフ検察官は、ビール被告のうその被害届を警察は6400時間かけて捜査し、その費用は少なくとも25万ポンド(約3500万円)に上り、公判費用も少なくとも10万9000ポンド(約1530万円)かかったと陳述した。

「このような事件の影響で、実際に強姦もしくは性的に暴行された女性が、信じてもらえないだろうと警察に被害届を出さなくなる、そうした事態になる危険は本物だ」と裁判官は指摘した。「うその被害届の悪影響で、実際は有罪の男がむしろ罪に問われずに済んでしまうという事態になり得る」。

服役囚のうその被害者となったマハド・カシム氏は、2010年に誤って強姦罪で有罪となり、実刑判決を受けた。公判に出廷したカシム氏は、服役囚の偽証によって大打撃を受けたと証言。

「今の私の目標は、ビジネスマンとして成功して、素敵な家族をもち、幸せになることです。幸せになろうと努力しています。まだまだ道のりは長いですが」

服役囚はほかに、2012年7月に見ず知らずのノーム・シャザド氏に体を触られたと偽証。さらにシャザド氏をはじめ複数の男性に集団で強姦されたと主張し、鉄条網で暴行されたという主張を裏付けるために自ら体に傷をつけるなどしていた。

2013年にはさらに別の男性6人に対して同様の訴えを起こし、見ず知らずの他人二人に性的暴行を受けたほか、その2カ月後には別の4人に集団強姦されたと主張していた。

(英語記事 'Serial liar' jailed after bogus rape claims

提供元:http://www.bbc.com/japanese/41045801

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