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2017年9月26日

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イスラエルが占領するヨルダン川西岸で26日、パレスチナ人の男(37)がイスラエル人3人を射殺した。イスラエル警察が明らかにした。発砲した男は撃たれて死亡した。

警察によると、男はヨルダン川西岸の境界沿いに広がるイスラエル人入植地ハル・アダルに入るため、ほかのパレスチナ人の労働者と一緒に待っていた際に銃を取り出し、警察や警備員たちに向かって発砲し始めたという。

2015年末以降、イスラエル人に対する攻撃事件が急増している。犯人の大半はパレスチナ人かアラブ系イスラエル人。

犯行声明を出した集団はいないが、ガザ地区に拠点を置く武装勢力のハマスとイスラム聖戦が歓迎を表明した。

イスラエルの国内治安当局によると、発砲した男は入植地の中で働くための許可証を所持。4人の子供がおり、ハル・アダルから東に約1.6キロ離れたベイト・スリク村に住んでいた。

犯行が起きた場所はエルサレムの北西約18キロの地点にある。

警察によると、男は近距離から発砲したという。イスラエル人の死者3人のほか、1人が重傷を負った。死亡者の身元は明らかにされていない。

約3万6000人のパレスチナ人がイスラエル人入植地で働く許可証を持っている。入植地では攻撃に備え厳しい警備態勢が敷かれている。

入植地問題は、イスラエルとパレスチナの間にある最も激しい対立点の一つで、パレスチナは和平を阻む原因の一つだと考えている。

1967年にイスラエルがヨルダン川西岸地区と東エルサレムを占領して以降、建設が進められてきた約140の入植地には60万人以上のユダヤ人が居住している。入植地は国際法に違反すると考えられているが、イスラエルはそれを受けいれてない。

イスラエル国内と占領地では2015年10月以降、刃物を使った襲撃や発砲、車で突入する行為などで、少なくともイスラエル人50人と外国人5人が死亡している。

同時期には約300人のパレスチナ人が殺害されている。イスラエル当局によると、死亡者はほぼ全員が襲撃事件の犯人だという。このほかにもイスラエル軍との衝突で死者が出ている。

イスラエルはパレスチナ側による扇動が襲撃事件を急増させたとしているが、パレスチナ指導部は何十年にもおよぶ占領への不満が原因だとしている。

(英語記事 Palestinian gunman kills three Israelis in West Bank

提供元:http://www.bbc.com/japanese/41398653

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