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2017年10月6日

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土方細秩子 (ひじかた・さちこ)

ジャーナリスト

ボストン大学コミュニケーション学部修士課程終了、パリ、ロサンゼルスでテレビ番組製作に携わり、1993年より米国でフリーランスのジャーナリスト活動を行う。

 また、コロラドと同様に自動運転車両の導入に積極的なフロリダ州もマイアミ・デード郡のDOTが導入に非常に積極的だ。ラストベルト地域の代表とも言えるオハイオ路線はオハイオ中部地域計画委員会が中心となり、主に運輸を中心に据えたハイパーループによる経済の活性化を狙う。特にコロンバスは米国の物流センターが集まる場所で、シカゴやピッツバーグから20分で物資が輸送できればコロンバス国際空港から「その日のうちに日本にも輸出できる」という期待がある。

世界中の都市が抱える交通渋滞

 米国、そして世界中の都市が抱える交通渋滞とそれに伴う生産性の低下という問題を解決するには、例えばテスラ社のイーロン・マスク氏が進めている「自動運転のトンネル走行」といった従来の考えを覆すアイデアが必要だ。元米運輸長官であるアンソニー・フォックス氏はグローバル・チャレンジの勝者発表に際し「世界中で既存の交通問題に対する新しい解答が求められている。ハイパーループ・ワンのグローバル・チャレンジはこの分野において最も大胆かつ斬新なアイデアを提唱し、それを国際化したものだ」とのコメントを寄せた。

 ハイパーループ・ワンでは2021年に最初の路線を実現させたい、としている。今後は建設にまつわる課題、ビジネスモデル、安全性など様々な問題をクリアする必要があるが、そう遠くない将来世界各地を走るハイパーループを目にする日が来るかもしれない。

  
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