2024年4月24日(水)

オモロイ社長、オモロイ会社

2017年10月5日

今が一番良い時代と生きる姿勢

 上場後に、いろんな場面で、起業家予備軍や起業したての皆さんから、講演や相談を持ちかけられる場面が多いそうです。その際、ほとんどの方が、

 「こんなビジネスを考えているのですが及川さんは上手く行くと思いますか?」

 「こんなやり方で儲かると思いますか?」

 という質問だそうで、その質問に対して、「まずやってみる」「上手く出来るまでやり続ける」と回答するそうです。

 チャレンジしないで人の意見に頼るのは論外、やってみてうまくいかない時に相談する人がいかに少ないかと感じています。

 及川さんが学生時代に行っていたアルバイト先での体験が、起業すること、チャレンジすることの大事さが根底にあると話します。それはある百貨店の掃除のアルバイト。いわゆる3Kの内容だったそうですが、及川さんはココで長らくアルバイトに精を出していたそうです。それはここで働く方々とのコミュニケーションが心地よかったからです。

 でもある時、及川さんは微塵も思っていないことを、バイト先で年配の先輩の方から「きみは我々を下に見ているよな」と。そして「最初からドロップアウトして今こんな仕事をやっているのではない、それは一度チャレンジし起業して会社経営の結果、失敗した、それは解って欲しい」と言われたことが衝撃でした。

 このことからも人生どこかで起業をしようと、チャレンジし続ける人生を送ろうと思ったそうです。そして、これからの時代を担う方々に対して、常に「今が一番良い時代」と言い切ります。「『我々が今は大変な時代だ、厳しい時代だ』と言っていてどうなる?」とこれからの時代を創る人たちにも今は良い時代、何でもできる、簡単に死ぬことはない、本当に良い時代だから安心してと語ります。まずは及川さん自身がその見本となるべく発信し続けます。

 また講演等で、必ず「ありがとうが見つけられる人でありたい」と話されています。目の前にある感謝をありがとうで表現するのは当たり前、自分が切符を買って電車に乗って目的地に到着することも実際は当たり前ではない、そこに関わる電車の運転士にはじまり電鉄会社で働く全ての人が仕事をして下っているからこそ、到着できる。見えない部分に関わっている人たちにもありがとうを見つけられる人が増えればよりよい社会となっていくようにと話されます。

 主体的に自分の人生に向き合いながら、自分を好きになる、感謝を忘れない、笑顔で幸せを呼び込める人、この部分を根底に持ちつつ、ITを駆使し、クリエイティブに新しい農産物流通をし続ける会社であり、持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにすることを目標に農業総合研究所を世界一の会社に発展させようと活動しています。

   
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