イノベーションの風を読む

2017年10月3日

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川手恭輔 (かわて・きょうすけ)

コンセプトデザイン・サイエンティスト

1990年代から、大手メーカーでインターネットサービスの企画・開発・運用を手がけ、自ら立案したグローバルなサービスを複数立ち上げた経験を持つ。その1つは、サービスのデザインでグッドデザイン賞を受賞した。コンピューターサイエンス関連の翻訳本も多数ある。

 グーグルのスマートスピーカーGoogle Homeが、10月上旬に日本でも発売が開始されるとNHKが報じました(9/11)。いまのところ続報はないようですが(追記:10/4にグーグルから正式アナウンスがありました)、米国で2年ほど先行しスマートスピーカーの販売台数の70%を占める、アマゾンのEchoに先んじて日本上陸を果たしそうです。新しいものを積極的に試そうとするアーリーアダプターと呼ばれる人たちは、きっと待ち焦がれているのではないかと思います。

(Justin Sullivan/Getty Images)

 すでにネット上には、Google HomeとEchoを実際に使用して比較した多くのレポートがあります。また、スマートスピーカーのアプリの開発者向けの資料などを読むと、両社の戦略の違いが見えてきます。それらを参考にして、発売を待つ時間で少し予習をしてみましょう。

 ユーザーはスマートスピーカーというハードウェアを購入しますが、その価値の多くは、クラウド上の音声アシスタントと、それと連携するサードパーティのアプリによって提供されます。グーグルの音声アシスタントはGoogle Assistant、アマゾンのそれはAlexaという名前で、スマートスピーカーに向かって、それぞれ「オッケーグーグル」「アレクサ」と呼びかけて会話を始めます。

 1. 一般的な質問 60%
 2. 天気予報 57%
 3. 音楽ストリーミング 54%
 4. タイマーやアラーム 41%
 5. ToDoとリマインダー 39%
 6. カレンダー 27%
 7. ホームオートメーション 27%

 これは以前にも紹介した、日常的にスマートスピーカーがどのように使われているかを調査したコムスコアの資料の数値です。スマートスピーカーでEコマースを利用している人の割合は11%で13位、ピザの注文やUber(配車)などのサービスを利用する人は8%で14位となっています。7位のホームオートメーションは、音声アシスタントに対応した照明や室温調整のサーモスタットなどの操作です。

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