今月の旅指南

2017年10月23日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 大分県臼杵(うすき)市といえば、国宝に指定された磨崖仏(まがいぶつ)「臼杵石仏」で名高い。この地の秋の風物詩が、市内で産出される竹で作ったぼんぼり(灯籠)やオブジェを使い、夜の街を幻想的な明かりで演出する「うすき竹宵(たけよい)」だ。

 「うすき竹宵が始まったのは平成9年(1997)のことです。当初はごく小規模な催しでしたが、今では約2万本の竹ぼんぼりや街の30カ所にオブジェを配しています」と、うすき竹宵実行委員会広報部会長の北山瑞(ずい)さん。

 竹の内側を彩色したり、細かい彫りを施したり、まるでアート作品のような趣向を凝らしたぼんぼりやオブジェが見られるのも、うすき竹宵の魅力。なかでも、白壁の商家や寺院が並ぶ「二王座歴史の道」の石畳に約2000本の竹ぼんぼりが並ぶ様子は圧巻だ。

竹ぼんぼりの明かりが街並みを照らし出す

 19時になると、臼杵石仏にまつわる伝説を基にした「般若姫行列」が八坂神社を出発。八町大路(はっちょうおおじ)(中央通り商店街)を通って旧臼杵藩主稲葉家下屋敷まで巡り(2日目は逆ルート)、イベントに花を添える。

 毎年2日間で約9万人が訪れるという、うすき竹宵。昼間は城下町の風情ある街並みを散策し、夜に同じ場所を歩いて、また違う景色を楽しむのがお勧めだそうだ。

●うすき竹宵
 <開催日>2017年11月4日~5日
 <開催場所>大分県臼杵市・市街中心地(日豊本線臼杵駅下車)
   <問>☎0972-64-6080

   URL:http://www.takeyoi.com/
    http://www.takeyoi.com/usuki-takeyoi

*情報は2017年9月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2017年11月号より

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