中国メディアは何を報じているか

2017年10月13日

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免税店は依然人気の買い物スポット

 海外旅行より国内旅行の注目度が高まっていると伝えるのは10月9日の新華網

 「『蚂蜂窝(中国最大の旅行口コミサイト)』と『今日頭条(ニュースプラットフォーム)』が合同で発表したデータによると、今年の中国旅行客の国内旅行への関心は大幅に上がり、前年比101%の伸び。比較すると、大陸外への旅行への関心は増えてはいるが、理性的で、上り幅は55.7%」

 総合旅行サイト「驴妈妈旅游网」のビッグデータも引用し、大陸外の十大人気目的地はタイ、香港、ベトナム、マカオ、フィリピン、日本、アメリカ、マレーシア、カンボジア、オーストラリアだと伝える。

 SNS大手のWeChatのビッグデータを引用し、今年の連休の特徴を伝えたのは10月9日の南方日報。大陸外への旅行が好きな人のいる都市ランキングでは、10.8%を占める上海が1位、2位が北京、3位が深圳、4位が広州だった。

 大陸外でアプリへのサインインが最も多かったのは香港。2位がマカオ、3位がバンコク、東京は5位、大阪は10位だった。

 世代ごとの差でいうと、70年代生まれに比べ、90年代生まれと80年代生まれの旅行客はより大陸外に旅行することを好む。大陸外の人気の目的地は、90年代生まれでは人気の高い順に香港、アメリカ、日本。80年代生まれは香港、タイ、日本。70年代生まれは香港、アメリカ、マカオの順だった。

 中国人が海外で買い物をする場所としては、52%が免税店、16%が小売り店、9.9%がドラッグストア、3%がコンビニ、1.2%が飲食店、その他が17.9%だったと伝える。

 総括すると、今はこれまでの「モノ消費」から、体験や個性、過ごす時間の質を重視する「コト消費」に移行する途上にある。ドラッグストアで大量の買い物をする人がいる一方で、人からより「いいね!」と言ってもらえるような特別な体験をしようとする人も増えている。街中で中国人を見ていて爆買いは終わったのか、終わっていないのかととまどう状況はまだ続きそうだが、変化は確実に始まっている。
 

  
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