BBC News

2017年10月18日

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ロジーナ・シニ記者、BBC UGC・ソーシャルニュース

性的嫌がらせを受けた世界中の男女が、ソーシャルメディアで自分たちの体験を共有している。「Me too」(私も)というハッシュタグを使い、性的暴行の被害の大きさが明らかになっている。

米ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハービー・ワインスティーン氏に対するさらなるレイプ疑惑を受け、被害者が自分たちの体験を共有し始めた。

女優のアンジェリーナ・ジョリー氏やグウィネス・パルトロー氏、ローズ・マッゴーワン氏など20人以上の女性たちが、ワインスティーン氏から受けたレイプや性的嫌がらせなどの被害を公表した。ワインスティーン氏は、全て合意の上だったと主張している。

疑惑が明るみに出て以来、多くの著名人がソーシャルメディアで性的暴行の問題を取り上げており、自らの被害を詳しく述べる人もいる。

そのなかで最も有名な「#Me too」(私も)という最新のハッシュタグは15日夜以降、20万回以上使われている。女優アリッサ・ミラノ氏が、性的暴行の被害者に連帯を示すために被害を公表するよう求めてから、この言葉が一気に広がっている。

<アリッサ・ミラノ氏は、「性的嫌がらせや性的暴力を受けた人は、このツイートに『Me too』と返信して」と投稿した>

女優のデブラ・メッシング氏やアナ・パクウィン氏など多くの歌手や俳優がこれに応じた。

<歌手レディー・ガガ氏も#Me tooとツイート>

<女優エバン・レイチェル・ウッド氏は、「恥をかかされ、『パーティー好きな女の子』だと思われたから、しょうがないと思った。そこにいるべきじゃなかったし。『悪い』子でいるべきじゃなかったツイート>

ほかの多くのソーシャルメディアユーザーも自分たちが受けた被害を告白。ある匿名のツイッターユーザーは、「19歳だった。彼に大量のアルコールを飲まされて、舌を使ってキスされ、胸を触られた。酔っぱらってしまった自分を責めた。#Me too」

男性やトランスジェンダーのコミュニティーからもこの活動への支援の声が上がった。俳優で歌手のハビエル・ムニョス氏なども自身の経験の詳細を共有した。

〈ハビエル・ムニョス氏は「僕もです。ゲイの男性がこういうことを言ってどんな意味があるかは分からないけれど、実際に起こった。何回か」と投稿した〉

〈サミュエル・ブラウンさんは「#Me Tooのツイートを投稿したすべての人へ。あなたは本当に勇気があり、あなたのせいじゃない。僕はあなたを信じていると知ってほしい」〉

コートニー・アン・バドニーさんはフェイスブックに「私も男性の被害者がいると思う。男性や未成年の男の子たちのことを忘れないようにしよう。彼らの『me too』体験も同じように大切だし、多くの場合隠されている」と投稿した。

レイプ被害者で作家のチャールズ・クライマー氏はフェイスブックで自説を共有した。男女両方が暴行の被害にあうものの、「レイプには明確な女性嫌いの要素がある。このような明確な女性嫌いについて時間を取って着目し、女性の声を拡大させてもいいと思う」と投稿した。

英国や米国、インド、パキスタンなど世界中で#Me Tooのハッシュタグがトレンド入りしているものの、他のハッシュタグも作られている。

フランスでは、ツイッターユーザーが女性たちに対し、加害者の名前を公表し、恥をかかせようと、「#balancetonporc」(「下品な男たちのしたことを告白」)のハッシュタグを使っている。また、「#Womenwhoroar」(大声を上げる女性たち)のハッシュタグも使われ、性的加害行為の被害者に声を上げるよう促している。

(英語記事 How 'MeToo' is exposing the scale of sexual abuse

提供元:http://www.bbc.com/japanese/41665120

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