家電口論

2018年1月13日

»著者プロフィール
閉じる

多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

トイレ用のIG-KTA20-W / IG-HTA30-W

 シャープは、すでにこれと似た発想の製品をすでに世に送りだしています。電球とプラズマクラスターを組み合わせた製品です。用途はトイレの匂い防止。私もテストしましたが、効果は抜群。数時間で、かすかにしていた匂いもしなくなります。

証明+プラズマクラスター

 プラズマクラスターを上手く使うポイントは、「高濃度化」です。トイレなどは「狭い」ですから、高濃度にし易いのですが、「それにしても」と思うほど、匂いが消えます。一寸大げさな言い方をすると、トイレが真新しくなった感じがする程です。照明が3分で自動的に切れるなど、動作音が大きい、プラズマクラスターユニットは数年で交換など、ツッコミどころのある家電ですが、匂い対策としての効果は抜群の製品です。

トンボから学ぶ静かな風送り

 小型高効率は、家電、機械の永遠のテーマです。実は地球はその手のものに充ち満ちています。そう『生物』です。生物は、地球に生を受けて以降、進化を繰り返すわけですが、それは『効率化』のための進化とも言えます。少ない食べ物を如何に効率的にエネルギーとして使うのかなどは、見事なものです。これから見ると、人間が作ったものなど「究極だ!」と威張ったところで多寡がしれています。

 シャープもその辺は承知しており、『ネーチャーデザイン』と言って、自然から技術を拝借します。空気清浄機は『トンボの羽根』。羽根を応用し摩擦抵抗が小さい送風ファンを採用。風量を確保しながら、静かに運転できます。静音運転時の動作音は、23dB。動作しているのが分からない程、静かです。

サクラ色にもなる

ランニングコスト

 電気代の話を。シャープは、日中だと空気清浄機だけなので、約0.14〜0.73円/hr。夜はLED照明を点灯で、約0.22〜2.03円。つまり空気清浄機だけだと、強運転で30日使っても、525.6円。まぁ、この様なことはないので、大体200〜250円/月が電気代です。

 また交換パーツは、集じん、一体型フィルターが約2年で交換。4,500円(税抜)。使い捨てプレフィルターは、約1ヶ月で交換。半年分:850円(税抜)。プラズマクラスター発生ユニットは、約2年で交換。4年分、5600円(税抜)。計算すると:375円/月(税抜)。

 つまり、約600円/月程度ランニングにかかるわけです。空気の維持費は結構かかります。ただ今の主流である天井ベタな装着ではなく、少し間を開けて装着するタイプ。影が少し出ます。私は陰翳はあった方がベターという人ですので、気にしませんが、気にする人もいるかもしれません。

 また寝室の天井に付ける場合、中央にプラズマクラスターマークがあるのも気になります。
せっかく空気清浄機を意識させないよう、2つの家電を合わせたわけですので、もっと照明よりのほうがよいように思います(寝そべった時、 照明はわりと見えています)。

 また、気になるのは、価格。基本はオープンなのですが、2つの家電、照明と空気清浄機の合わせ作りなので、導入市場想定売価は、高めの9万円。子ども部屋、寝室など、長時間いる部屋は、わりと狭いのが日本。安いといろいろな所に付けられるのですが。ここはシャープに一肌脱いでもらいたい所です。

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る