BBC News

2017年12月28日

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米アメリカン航空は27日、プロバスケットボール選手2人が毛布を盗んだと決めつけてフライトから降ろしたのは間違いだったと謝罪した。

米プロバスケットボールNBAのマイナーリーグ所属チーム「メンフィス・ハッスル」でプレイする、マーキス・ティーグ選手とトラーソン・バレル選手は24日、遠征先の試合会場へ向けてアメリカン航空子会社のフライトに搭乗した。しかし離陸前に客室乗務員が、2人がファーストクラスから毛布を盗んだと主張し、両選手はフライトから降ろされた。後に、問題の毛布は他の乗客が提供したものだったと判明した。

両選手と客室乗務員は、いずれもアフリカ系。

両選手はこの件についてコメントしていない。

しかし、メンフィス・ハッスルのダーネル・ラザール助監督はツイッターで、「今は2017年で、若い黒人アスリート2人がファーストクラスの毛布を持っているのを目にして、アメリカン航空の客室乗務員が真っ先に口にしたのが、『盗んだのか』だった。思い込みで結論に飛びつく前に、事実を確認するよう訓練したらどうだ。#アメリカンで黒人だということ」と非難した。

https://twitter.com/Dhouse35/status/945018864538177537

ティーグ選手とバレル選手は、アメリカン航空子会社エンボイ航空の運航便で、ダラス国際空港からサウスダコタ州スーフォールズへ向かおうとしていた。事実誤認が明らかになった後、ファーストクラスのチケットが提供され、後発便で目的地に向かった。

アメリカン航空のジョシュア・フリード広報担当は、「このフライトで起きたことについて謝罪する。私たちは人を結びつける仕事を誇りにしており、このフライトで一部のお客様をがっかりさせてしまったと承知している」と謝罪。事実関係を精査しているとコメントした。

「心配なパターン」

メンフィス・ハッスルは25日、スーフォールズ・スカイフォースに対して131対115で勝利。バレル選手は15得点、ティーグ選手は11得点だった。

アメリカン航空は以前から、一部の乗客への態度が偏見に基づいているという指摘に取り組んでいた。10月には全米黒人地位向上協会(NAACP)が、「アフリカ系米国人の乗客が、アメリカン航空限定で、乗務員の問題行動を報告している。そこには心配なパターンがある」と警告していた。

これを受けて同航空は、従業員12万人に新しい訓練を受けさせると約束していた。

(英語記事 American Airlines sorry over basketball players theft claim

提供元:http://www.bbc.com/japanese/42500641

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