WEDGE REPORT

2018年1月10日

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山野智久社長

――人気の「遊び」は?

山野社長:アクティブな人であればアウトドア系、ものをつくるのが好きな人であれば陶芸、ガラス工芸など、自分の好きなカテゴリの中で色々体験する、という傾向があります。他には、GoogleのCMでフライボードというスポーツが扱われたときは、一気に認知度が高まり、予約が殺到する、ということはありますね。

――水圧を利用して海の上を「飛べる」遊びですね。そういった貴重な体験ができる地域の豊かな自然の可能性に気づいていないところもまだまだあるのではないでしょうか。人を呼び込むために何をしたらよいか、試行錯誤している地域も多いと思います。

山野社長:そうかもしれません。例えば自治体の仕事で考えると、「攻め」のものと「守り」のものがあると思います。インフラを維持したり、必要な住民サービスを提供したりはというのは、なくてはならない「守り」の仕事で、自治体が得意な領域です。しかし、観光に関しては「人を呼び込む」という「攻め」の仕事だと思います。自治体だけで取り組むのはなかなかハードルが高いのです。

 一方で地域の住民は当事者意識を持ちづらいという現実もあります。今の生活があるし、もっと言えば多くの人は取り立てて困っている状況でもないからです。だからこそ、自治体にキーパーソンとなる人物がいるかどうかが重要だと考えています。そのリーダーシップのもとに、外部からの知恵も活かしながら取り組んでいければ、うまくいく可能性が高まると思います。「そこに住んでいる人たちの問題だから」と言って住民に押し付けるのは良くありません。

――キーパーソンとなれる人の特徴は?

山野社長:簡単に言うと「うまくやれる人」でしょうか。愛嬌があると言いますか、周りに嫌われない人ですね。あとはもちろんアイディアがあって、それを実行できる力を持っている人です。

 また、注目しているのが、東京から人を送り込むマッチングサービスです。ビズリーチが行なっているのですが、東京にいる、「優秀だけど企業での出世競争には興味がない人」「0からの起業には踏み出せないけど、会社を経営したいと考えている人」などを、地方での事業継承に困っているところと繋ぐのです。都会には何かやってみたいと思っている優秀な人がたくさんいます。そこをうまく活用できれば、地域にもプラスに働くと思います。

――最後に、「アソビュー」の今後の展望を教えて下さい。

山野社長:インバウンドへの対応です。これだけ訪日外国人観光客が増えているので、彼らにも「アソビュー」のサービスを使って、滞在中の満足度を上げてもらいたいです。言語対応等も含めて、海外に自社サービスを販売できるよう、整えていきたいと考えています。
 

  
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