赤坂英一の野球丸

2018年1月24日

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「2段モーション」の問題

 もうひとつ、「2段モーション」の問題については、昨年8月30日付の記事『2段モーションへの提言』で詳しく論じた通りである。西武・菊池雄星のモーションが火種となったが、やり玉に挙げた審判の見解が一定しなかったため、球団がNPBに質問書を提出。友寄正人審判長が西武のメットライフドームに出向き、菊池本人、辻発彦監督、土肥義弘投手コーチらに改めて詳しく説明。「今後はまぎらわしいモーションはしない」ということで双方納得したはず。それが、今シーズンから時短のため、国際基準に合わせるために反則に取らなくなりました、というのでは、何のためにあれだけ議論を尽くしたのやら、だ。

 NPBの井野修審判技術委員長は、「反則にならなければ何をやってもいいというわけではない」と、打者のタイミングを外すためのあまりに悪質な行為と認められた場合は注意することを示唆した。また、日本野球連盟の中本尚・規則審判委員長も「三度も足を上げたり、エスカレートするならやめさせる方向にいくと思う」と話している。

 しかし、ルールを変えてからそんな注釈をつけるぐらいなら、日本の公式戦は日本独自のルールに則って行うべきではないか。何でもかんでもグローバル・スタンダードにするのではなく、ドメスティック・スタンダード(国内基準)があってもいいだろう、と思う今日この頃である。

  
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