書籍詳細

人生に座標軸を持て
松井孝典、三枝成彰、葛西敬之 著

目次


過渡的状態であれ、その先に実現されるかもしれない新たな秩序の下であれ、いずれにしてもこれからの個人は理想的な個人でない限り、そのような人間圏の社会システムからは落ちこぼれていくだろう。理想的な個人となるにはどうすればいいのか。じつはそれ程むずかしいことではない。要するに自分の座標軸を持てばよいだけのことだからである。 自分の座標軸とは何か。それは自分と他との関係性を整理して納める整理箱のようなものである。時空というスケールの座標のなかに世の中のあらゆることが整理され、さらに自らも位置づけられる、そのような座標軸を確立すればよいということである。それが歴史を学ぶことから得られるのは本文から明らかになるだろう。しかし歴史といっても従来の歴史学の意味ではなく、宇宙、地球、生命、そして人類の歴史にまで拡大した歴史である。

本書はそのような座標軸をいかにして持つに至ったか、その過程についての三人のてい談をまとめたものである。本書を手にされる読者の中にも二十代前半の方が多くいると思う。その頃までに見た人々の夢は必ず実現する。というかその人の人生はそのころ見た夢で決まっているといっても過言ではない。あるいは夢へ再挑戦する三十、四十代の方も多いだろう。本書がそのような夢を見る、あるいは新たなる夢を再構築するトリガーとして作用してくれれば著者らの望外の喜びである。(本書「はじめに」より)

<書籍データ>
◇B6判並製、208頁
◇定価:本体1,200円+税
◇1999年4月28日発行

<著者プロフィール>
松井孝典
(まつい たかふみ)
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。1986年「ネーチャー」に海の誕生を解明した“水惑星の理論”を発表。現在、恐竜など生物絶滅の原因とされる巨大隕石衝突による地球システムのじょう乱について研究している。

三枝成彰
(さえぐさ・しげあき)
作曲家。1971年東京芸術大学大学院修了。代表作としてオラトリオ「ヤマトタケル」、オペラ「千の記憶の物語」などがある。映画、テレビなど、数多くの映 像音楽も手がける。97年にオペラ「忠臣蔵」を完成。

葛西敬之
(かさい・よしゆき)
東海旅客鉄道代表取締役社長。1963年東京大学法学部卒業後、旧日本国有鉄道入社。経営計画室計画主幹、職員局次長などを経て、87年東海旅客鉄道発足時に取締役総合企画本部長に就任。90年副社長、95年6月より現職。

人生に座標軸を持て

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