BBC News

2018年3月28日

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自動運転車技術の展望について新たな懸念が起こる中、電気自動車大手の米テスラと、カリフォルニア州を本拠地とする半導体メーカー・エヌビディアの株価が27日、急落した。

米国株式市場は、国際的な貿易戦争の恐れが減少したことを受けて26日に上昇していたが、広範な技術銘柄の売りに自動運転車技術への疑念が加わり反落した。

テクノロジー株比率が高いナスダック総合株価指数は200ポイント超(約2.9%)下落した。

S&P500種株価指数は1.73%安の2612.6ポイント、ダウ平均株価は1.43%安の23857.7ポイントとなった。

自動運転技術のサプライヤーであるエヌビディアは、同社が公道での自動運転試験の中止を発表して以降、関連市場で最大の落ち込みを記録した。

同社株は、昨年急激に上昇していたが、この日は7.8%近い下落に終わった。

エヌビディアの決定は、配車サービスの米ウーバーテクノロジーズが米アリゾナ州で試験運行していた自動運転車による死亡事故を受けたものだ。

アリゾナ州は26日夜、連邦による調査が終わるまで、試験へのウーバーの参加を禁止すると発表した。トヨタなどの他社も、公道での試験を縮小すると発表している。

米国家運輸安全委員会(NTSB)が、テスラ製の車1台を含む死亡事故について調査していると発表して以来、自動車安全についての疑念はテスラにも付きまとっている。

NTSBは、事故のあとに発生した火災を調査しており、自動運転システムが作動していたかを究明しようと試みているとした。

同委員会はツイッターに「NTSBの調査員は、2018年3月23日にカリフォルニア州マウンテンビュー付近で起き死者を出したテスラ車の衝突事故について現地調査を実施している。衝突当時、自動運転システムが作動していたかどうかはわかっていない。調査対象には衝突後の火災、車を安全にするための現場からの車両除去の手段などが含まれる」と投稿した。

https://twitter.com/NTSB_Newsroom/status/978651644417265664

テスラの株価は8%超下落して280ドルを割り込み、今年の最安値を記録した。

エヌビディアとテスラは昨年、規制撤廃と法人税控除の期待から市場が急騰したことを受け、株価を急上昇させていた。

投資家は貿易摩擦や米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げといった諸問題にも悩まされており、両社の行く末は荒れ模様だ。

フェイスブックとグーグルの親会社アルファベットの2社も27日、現在発生している個人情報保護に関する懸念を受けて株価を5%下げた。

(英語記事 Tesla and Nvidia shares fall amid driverless car doubts

提供元:https://www.bbc.com/japanese/43564762

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