BBC News

2018年4月9日

»著者プロフィール

ドイツ西部ミュンスターで7日、バンがレストランに突っ込み2人が死亡、犯人が自殺した事件で、当局はこの犯人がドイツ人男性の単独犯で、精神疾患を抱えていたことを明らかにした。当局は、容疑者が所有していた4軒の住宅を捜索した結果、過激派や政治的な動機を示すものが「まったくなかった」としている。

この事件では犯人の乗ったバンがレストランに突っ込み、51歳の女性と65歳の男性が死亡。およそ20人が負傷した。犯人はその後、銃で自殺している。

ノルトライン=ウェストファーレン州のヘルベルト・ロイル内相は事件現場を訪れた際、「犯人には(精神的な)異常がみられた」ため、慎重な捜査が必要だとコメントした。イスラム過激派との関係はなく、難民でもないという。

ミュンスター警察のハヨ・クーリシュ本部長は「犯行の動機や原因が犯人自身に関係するものだという前提で調べている」と話した。

犯人について分かっていることは?

ロイル氏は「犯人はドイツ人で、単独犯の可能性が高い」と説明した。

現地メディアによると犯人はイエンス・R容疑者(48)で、警察にも知られた人物だった。

検察によると、容疑者は2015年と2016年にミュンスターで3回、アンスバッハで1回、脅迫や器物損害、ひき逃げ、詐欺の容疑で訴追されたが、いずれも不起訴となっている。

エルケ・アドマイト検察官は今回の事件について、「政治的動機となる背景は示されていない」としている。

当局は詳細を明らかにしていないが、ドイツの日刊紙フランクフルター・アルゲマイネは、犯人はレストランから2キロのところに住んでいたと伝えている。

事件の経緯は?

7日午後3時27分(現地時間)、ミュンスターの観光エリアに灰色のフォルクスワーゲン車が突っ込んだ。

目撃者によると車は加速状態で突っ込んでおり、事件後の写真ではレストランのテラス席でテーブルや椅子が散乱している様子が見て取れる。

あるカフェの従業員は地元メディアに対し、大きな衝突音がしたあと、人々が叫びだしたと語った。

目撃者のダニエル・キュレンベルクさんはBBCに対し「車の立ち入りが禁止されている地区なので、犯行は計画的なものだと思います」と話した。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は事件について「深く動揺している」との声明を発表。「事実を明らかにするため、そして犠牲者とその関係者を支援するための手段は全て取られている」と述べた。

また、フランスのエマニュエル・マクロン大統領もフランス語とドイツ語で、「ミュンスターの事件の犠牲者に追悼の意を表す。フランスはドイツと共に悲しんでいる」とツイートした。

https://twitter.com/EmmanuelMacron/status/982706518566031360

(英語記事 German suspect 'had mental health issues'

提供元:https://www.bbc.com/japanese/43694404

関連記事

新着記事

»もっと見る