田部康喜のTV読本

2018年4月11日

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田部康喜 (たべ・こうき)

東日本国際大学客員教授

福島県会津若松市生まれ。幼少時代から大学卒業まで、仙台市で暮らす。朝日新聞記者、朝日ジャーナル編集部員、論説委員などを経て、ソフトバンク広報室長に就任。社内ベンチャーで電子配信会社を設立、取締役会長。2012年春に独立、シンクタンク代表。2015年10月から東日本国際大学客員教授として地域振興政策を研究、同大・地域振興戦略研究所副所長を兼務。

(iStock/AlinaMD)

 フジテレビ「コンフィデンスマンJP」(月曜日夜9時)は、詐欺師が二転三転のストーリーを展開するコン・ゲーム(con game = confidence gameの略)である。ダー子こと仕掛けのシナリオを書く女詐欺師に長澤まさみが、ボクちゃんと呼ばれる相棒に東出昌大、こども時代のふたりを育てた、リチャードことベテラン詐欺師に小日向文世が。

 脚本は、古沢良太。映画「ALLWAYS 三丁目の夕日」シリーズの大ヒットのほか、ドラマでも、この枠で「デート~恋とはどんなものかしら~」(2015年)のスマッシュ・ヒットを放った。

1回目のターゲットは「日本のゴッドファーザー」

 第1回「ゴッドファーザー編」(4月9日)から、ドラマは快調な滑り出しである。拡大版の導入部において、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード共演のコン・ゲームのクラシック「スティング」(1973年)を下敷きにしたミニドラマが展開する。

 「相棒」の組織犯罪対策本部の課長でおなじみの山西惇が自動車販売会社の石崎社長役で登場。高校生の娘がホストクラブに数千万円を使った恨みを抱えている。

 ホスト役に扮したボクちゃんが、ホストクラブの女性社長・矢代久美子(未唯mie)を、ダー子が経営する闇カジノに誘う。丁半博打の壷振りのやくざに扮したリチャードは、事前に買収されて、久美子が勝つ賽の目を出す。勝ち続ける久美子とダー子が、最後の勝負に1億円ずつを賭ける。そのとき、警官に扮した石崎社長が飛び込み、あわてて逃げる久美子が残した1億円を手に入れる。ダー子が賭けた1億円も石崎のものだった。

 石崎は計2億円が入ったバッグを乗用車に積んで、自宅に帰って中身をみるとぬいぐるみに代わっていた。

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