今月の旅指南

2018年4月20日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 印象派の巨匠として知られるフランスの画家クロード・モネが、最晩年の大作「睡蓮」を手掛けてから約100年。モネの作品とともに、その精神を受け継ぐ後世の作家26人の作品を集め、時代を超えたつながりにスポットを当てた展覧会が開かれる。

クロード・モネ 《睡蓮》 1906年 油彩・キャンヴァス  吉野石膏蔵(山形美術館寄託)

 明るい色彩と自由な筆遣いで、移ろう自然の風景をきらめく光や空気感とともに描いたモネの作品は、日本でも極めて人気が高い。本展では晩年のモネがパリ郊外のジヴェルニーの私邸で繰り返し描いた連作「睡蓮」や「柳」、「積みわら」をはじめ、日本初公開作品を含む約25点を紹介する。

 また、マーク・ロスコやサム・フランシスなどアメリカ抽象表現主義を代表する画家や、ポップアートの旗手となったアンディ・ウォーホル、フランスの現代美術家ルイ・カーヌなどの作品もあわせて展示。モネ作品との関連性を探ることで、モネの「モダンアートの先駆者」としての一面にも迫る。

 さらに、福田美蘭(みらん)「モネの睡蓮」や松本陽子「振動する風景的画面」といった、現代の日本人画家の作品にも注目したい。絵画から版画、写真、映像など、幅広いジャンルの作品が並ぶ会場で、世代や地域を超越したモネ芸術の新たな魅力を再発見できる。

●開館30周年記念 モネ それからの100年
 <開催日>2018年4月25日~7月1日 *会期中、展示替えあり

 <開催場所>名古屋市中区・名古屋市美術館(市営地下鉄東山線伏見駅下車)
   <問>☎052-212-0001

   URL:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/
 URL:http://www.chunichi.co.jp/event/monet/top.html

*情報は2018年3月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2018年5月号より

 

 

 

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