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2018年6月20日

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BBCモニタリング――世界のメディア報道から 

日本の水道工事会社が、見た目はスーツの作業着を開発し話題を集めている。

英字紙ジャパン・タイムズは、マンションの水まわりメンテナンスなどを行うオアシスソリューションのグループ会社、オアシススタイルウェア(東京都豊島区)が、外での作業が多い男性や女性のための「軽くてすぐ乾く」ビジネススーツを来月発売すると伝えている。

ジャパン・タイムズによると、オアシススタイルウェアは、スーツに見える作業着を着た同社技術者が、きちんとした服装をしているとほめられたのをきっかけに、今年3月にスーツの販売を開始。同社の広報担当者は、若者の同社への入社希望者が増加し、顧客や同業他社からも好意的なコメントをもらったと話した。

同社には多数の問い合わせがあり、ごみ収集作業や農業、建設関係者から強い関心が寄せられたという。

「防水性がより高い」

同社のウェブサイトは、スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」を開発した理由について、建設業界などで20~30代の若年層の就業者の減少が深刻な問題になっているなかで、「作業着が『きつい・汚い・格好悪い・身だしなみが悪い』といった業界のマイナスイメージに影響していると考え」たと説明している。

特に、東日本大震災の後の復興やホテル建設ラッシュなどが人手不足の背景にあると同社は述べている。

ジャパン・タイムズの取材に対し同社は、新たな作業着が農業のイメージを大きく変えることに貢献したと述べた。「世界一きちんとした服装をした農業従事者」として、2016年にインターネット上で話題を集めたコメ農家を営む齋藤聖人氏が同社の作業着を着たことで、作業着の知名度は一気に上がったという。

齋藤氏は同紙に対し、仕事で機能性のあるスーツはいくつか着てきたが、この作業着はより防水性がより高いと語った。多少の雨なら雨具を着なくてもいいという。

ケリー・アレン記者

(英語記事 Japanese firm makes suits for blue collar workers

提供元:https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44543840

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