WEDGE REPORT

2018年7月10日

»著者プロフィール
閉じる

吉崎エイジーニョ

ライター

日韓比較論。スポーツから社会全般まで。74年生まれ、北九州市小倉北区出身。大阪外大(現阪大外国語学部)朝鮮語科卒。「Number」「週刊プレイボーイ」「週刊文春」などで執筆。北朝鮮情勢や、サッカー選手に関する韓国語翻訳書も。また「スポーツソウル電子版」「NAVER」など韓国媒体に韓国語での執筆歴もある。01年に「週刊サッカーマガジン」の韓国情報コーナーから本格的に執筆活動を開始。02年日韓W杯後に「サッカーを本格的に書く」と決心し、ペンネームに。しかし状況ままならず、再び学生時代に専攻した朝鮮半島方面へ。名前はそのままでやってます。本名は英治。ドイツ・ケルンにも在住歴あり。

2019年にはラグビーW杯、2020年には東京五輪が控えている(撮影:筆者、渋谷にて)

ラグビーW杯、東京五輪はどうなる?

 今年2月の平昌五輪でも同様だった。出発前は平昌五輪に行く、というと「平壌に行くんですか?」とすら聞かれたが、大会中盤に日本に戻ると、皆がスピードスケートの話題で盛り上がっていた。

 もっと言うと、韓国でも同じ現象が起きていいた。平昌五輪が始まる前は「史上最低の盛り上がり」「危機的」とすら言われたが、いざ始まると「さすがオリンピックの盛り上がり」という評価になった。今回のワールドカップも然り。大会前は不人気から代表の国内合宿を2日間ほど「オープン・デイ」とし、ファンが自由にサインをもらえるイベントまで施した。しかし、大会が始まると初戦スウェーデン戦のパブリックビューイングはソウル市庁一帯に1万4000人が集まった。

 スポーツのメガイベントが”直前に盛り上がる”現象、今後も続くだろう。インターネットでの情報収集がメインであり続ける以上。

 次の機会は、2019年秋に日本で開催されるラグビーW杯だ。現時点ではほぼ話題になっていないだろうが、きっと直前でグッとくる。

 さらにホスト国、という点は「直前の盛り上がり」に追い風となる。外国のファンがやってくるはずだからだ。ラグビーに全く興味がない人も「何かが起きる」ということに気づく。盛り上がらない、と言われ続けけてきた平昌五輪も、外国人応援団の到来でようやく雰囲気ができあがっていった。

 ただし、東京五輪は別物になると筆者は見ている。ラグビーW杯での熱狂(多くは外国人ファンの来日、それにともなう交流の経験)を知った状態で東京五輪が来る。2019年秋以降は、”スポーツが相当キテる“。そういう熱狂の下で東京五輪を迎えるのではないか。そんな読みがある。
 

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

関連記事

新着記事

»もっと見る