BBC News

2018年7月23日

»著者プロフィール

サッカーのドイツ代表チームのメンバー、メスト・エジル選手(29)が22日、代表引退を表明した。トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と一緒に撮影された写真をめぐり、議論が沸き起こっていた。

イングランド・プレミアリーグのアーセナルに属するMFエジル選手は長文の発表文で、ドイツサッカー連盟(DFB)から受けた扱いのために、「ドイツ代表のユニフォームを着たくなくなった」と述べた。

さらに、先月から今月にかけてロシアで開催されたワールドカップ(W杯)でドイツ代表が期待通りの活躍ができなかった責任が自分に押し付けられていると、エジル選手は主張している。

今年5月にロンドンで開かれたイベントで、エルドアン大統領と一緒に写真撮影に応じたことで批判を浴びていた。

イベントには、同じドイツ代表のメンバーでイルカイ・ギュンドアン選手(マンチェスター・シティ)も出席した。エジル、ギュンドアン両選手ともトルコ系ドイツ人。

エジル選手によると、ギュンドアン選手と共にエルドアン大統領と会った際の話題はサッカーだったという。

6月24日のトルコ大統領選前に、エルドアン大統領と両選手との写真がトルコの与党・公正発展党(AKP)によって公表されると、ドイツの政治家の多くが、両選手のドイツの民主主義に対する忠誠心を疑う発言をした。

ドイツ政府は、2016年7月にトルコでクーデター未遂事件が起きた後にエルドアン大統領が行った野党勢力に対する弾圧を批判していた。

エジル選手は、エルドアン大統領との写真撮影に応じないのは「先祖のルーツに敬意をはらわない」も同然だったはずだと述べた。

選手はさらに、自分や家族宛てに憎悪まみれのヘイトメールや、脅迫電話、ソーシャルメディアのコメントが相次いだと明らかにした。

(英語記事 Mesut Ozil: Arsenal midfielder says he no longer wants to play for Germany

提供元:https://www.bbc.com/japanese/44920496

関連記事

新着記事

»もっと見る