2018年9月19日(水)

鎌倉 古今

2018年8月27日

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『鎌倉 古今』として来年1月のオープンに向け改装が進む築163年の古民家。鎌倉宮に近く静寂と緑に包まれた地で、82平米と88平米の2室のみのメゾネットスイートルームを贅沢に配置する計画だ。

 鎌倉は歴史的な建物や豊かな自然を誇る、幅広い年代からの支持が厚い観光地だ。それゆえ、鎌倉市は住民の自然や文化に対する保護意識が強く、国が平成16年に景観法を定める前から、市独自で都市景観条例を定めて、街並み保護に取り組んできた。その一環で鎌倉市は宿泊施設の開発を制限している。そんな鎌倉の山あいに、来年1月『鎌倉 古今』というスモールラグジュアリーな民泊がオープンする。

 手掛けるのは、これまで数多くの有名な高級ホテル・旅館の経営やコンサルタントに携わってきた株式会社くらつぐ代表取締役の松宮大輔氏。果して勝算はあるのか。オープンに至る経緯やこれからのビジョンを聞いた。

宿泊ニーズの高い鎌倉で高級感ある民泊という新しい試み

「緑苑に包まれた別邸として、『鎌倉 古今』ではゆったりとした時間を過ごしていただきたい」と語る松宮氏。

 情緒ある街並みや都心からのアクセスのよさから、訪日外国人を含め観光地として根強い人気を誇っている鎌倉。宿泊ニーズは高いものの、宿泊施設はほとんど見つからないとの声が挙がる地で来年1月にオープンする民泊が『鎌倉 古今』だ。163年前の江戸時代に建築された古民家の風情を残しながらラグジュアリーに改築し、併設されたレストランでは地元の食材を使ったイタリアンが堪能できる。いよいよ予約の受付も始まった。

 「ホテルを新規に建設するのは難しいものの、元来ある民家を借り受けてリノベーションし、民泊の形態を採れば鎌倉に宿泊施設を実現できると考えました。魅力ある立地ですので、潜在的なお客さまの要望をしっかり汲み取ることで十二分に満足いただける空間づくりが実現できると思っています」と松宮氏は胸を張る。

 今年6月に施行された民泊新法では運営上、「宿泊日数が1年間で180日を超えない範囲にする」という規制がかけられたため、ビジネスとして採算が取りづらくなるのではと懸念する声がある。しかし、こうした厳しい条件でも松宮氏は勝機を確信している。その理由は何か。

地元の食材を活かしたイタリアン『Restaurant COCON』の監修者・奥田政行氏。イタリア スローフード協会国際本部主催の「世界の料理人1000人」(日本からは11人)に選ばれる。

 「理由は、2つあります。1つは、『鎌倉 古今』と同時オープンのイタリアンレストラン『Restaurant COCON』です。宿泊されるお客さま以外でも利用でき、一般開放します。民泊だけで採算を得るのではなく、1年中営業可能なレストランを併設することで、安定した施設運営が見込めます。もちろん、魅力的なレストランであることが大前提ですが、その点、料理を監修するのは、「世界の料理人1000人」に選ばれた有名シェフの奥田政行氏。2004年に山形県庄内支庁より、地元食材を全国に広める親善大使にも任命されていて、地元の食材を活かした料理を提供するという『Restaurant COCON』の理念に共鳴していただけました。奥田氏の全面的なプロデュースの元、イタリアンベースのオーガニック料理をお届けします。

 もう1つは、富裕層にターゲットを絞ること。ラグジュアリーな仕様やきめ細かいサービスを展開していきます。これまでの経験から、富裕層向けのホテル運営は単価が高く、軌道に乗れば安定した稼働率を見込めることを実感しています」(松宮氏)

 

80%の稼働率を実現した「熱海ふふ」

 松宮氏は大学卒業後、さまざまな高級ホテル・有名旅館の運営や経営、再生などのコンサルティングに携わってきた。

 客室250室を超える高級外資ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」では、オープニングからメインダイニングを任された。国内外の富裕層の顧客からの反響が大きく、成功を収めた。この時、自身の富裕層向けのホテル運営に対して、確信を持つことができた。

 広大な敷地に24室の高級旅館「熱海ふふ」、わずか4室のデザイナーズ旅館「ATAMI海峰楼」では、オープニングから総支配人を務めた。通常60~70%が目標ラインとされる稼働率も、80%以上を実現した。1部屋10万円以上の贅沢感ある部屋を手掛けることもあった那須の「二期倶楽部」でも稼働率90%以上を実現。富裕層を対象とした宿泊施設の運営やコンサルティングで得た経験は『鎌倉 古今』にも生かされている。

 「例えば、温泉は一般的に旅館の集客要因の1つですが、衛生面の観点で、富裕層の方からは敬遠される傾向があります。私自身、2000年ごろに流行った“個室露天風呂付き旅館”の運営で実感したのですが、富裕層の方は温泉よりも“チェックインからチェックアウトの時間が自由”など、一人ひとりに合った過ごし方ができるサービスを望む傾向が強いものです。『鎌倉 古今』には温泉はありませんが、24時間のマイクロバブルバスやお客さまを市内の行きたい場所まで無料送迎するサービスを導入しました」(松宮氏)

(写真はイメージです)