2008年3月号
2008年3月号

特集:草木に恋して

少年時代に熱中した心をそのままに持ち続け、 フィールドワークに徹して植物とともに生きる人たちがいる。
その一人が、幕末から昭和を生きた稀代の植物分類学者・牧野富太郎。 新種の発見一〇〇〇種、名前を付けた植物一五〇〇種。
名もない草を分類し、系統づけ、名前を付けることで、 そうした雑草たちが顔を持ち、個性を見せ、まさに 日本の植物世界がいきいきと立ち上がったのだ。 草も木も、もの皆芽吹くこの季節、 植物に親しみ、ともに生きる愉しさに 草木に恋した人の思いを通して触れてみたい。

車窓歳時記
ひろ さちや
クロッカス

今月の旅指南
福井県小浜市・若狭神宮寺のお水送りほか

特集
草木に恋して

木原 浩・写真
●植物を見つめる
湯浅浩史・文
●草木の精として生きて――牧野富太郎
小山鐵夫・談 松田純子・構成
●いつか「自然」が見えてくる
木原 浩・談 松田純子・構成

今を決めたあの時
吉永みち子・文 川上尚見・写真
挾土秀平 
「豊饒」を塗る左官職人

個人美術館ものがたり
赤瀬川原平・文 川上尚見・写真
植田正治写真美術館――田んぼの中の写真館

ひとときエッセイ「そして旅へ」
小松和彦
たましい抜きいたします

伊勢、永遠の聖地
千種清美・文 森 武史・写真
神さまの農園、神宮御園

粋を継ぐわざ
田中敦子・文 渞 忠之・写真
「江戸更紗」真田定男・貴司

名作のひととき
中西 進・文 林 義勝・写真
小倉・伝便の鈴のひびき――松本清張『或る「小倉日記」伝』

佳味つれづれ
大内侯子
新潟・加島屋「さけ茶漬」

いいひと、いいとき
資生堂名誉会長・福原義春さんの
「洋蘭」

芭蕉の風景
小澤 實
内山永久寺跡 奈良県天理市

まほろばのひかり
有岡利幸・文
太閤秀吉の吉野山桜見物

歴史街道ウォーキング
兼田由紀夫・文 神谷 潔・写真
お水取り 不退の行法

旅の小箱 fromJR西日本、JR東海
●3月15日(土)、ダイヤ改正で東海道・山陽新幹線がさらに便利に
●卒業旅行にもぴったり「大阪ぐるりんパス」好評発売中!
●美術館「えき」KYOTOから展覧会のお知らせ
●うららかな陽気に誘われて、京都の桜を見る旅
●駅ビルがオープン! 新横浜が変わります