2008年1月号
2008年1月号

特集:尽きせぬ思い――「源氏」千年

寛弘五年(一〇〇八年)、当時、一条天皇の中宮彰子に出仕していた紫式部が書いた日記に、 『源氏物語』がすでに宮中で読まれ、人気を博していることをうかがわせる記述があります。
今年はそれから千年目の記念すべき年。この物語は今なお世界中の人々に、熱い思いとともに読まれ続け、語り続けられています。
その理由は、波乱万丈の、読みごたえのある小説であるのはもちろん、 物語の背後に、人間の根幹に触れるような「背骨」が巧みに隠されているからではないでしょうか。 だからこそ、いつ、誰が、何度読んでも、新たなる魅力を発見できるのです。 そんな『源氏物語』の魅力を、深奥を知る斯界の第一人者たちに語っていただきましょう。

車窓歳時記
ひろ さちや
雑煮

今月の旅指南
京都市・泉涌寺七福神めぐりほか

特集
尽きせぬ思い――「源氏」千年

●『源氏物語』の仏教世界
鈴木日出男・文
●紫式部と白楽天
中西 進・文 中田 昭・写真
●千年消え残る源氏の面影 大堰川・延暦寺・平等院

今を決めたあの時
吉永みち子・文 川上尚見・写真
島倉千代子 歌人生を貫き通して

個人美術館ものがたり
赤瀬川原平・文 川上尚見・写真
何必館・京都現代美術館――品格の内に宿した狂熱

ひとときエッセイ「そして旅へ」
小池 滋
宙吊り客車の中に三時間

伊勢、永遠の聖地
千種清美・文 阪本博文・写真
神さまに捧げる和の調べ

粋を継ぐわざ
田中敦子・文 渞 忠之・写真
「押絵羽子板」西山鴻月

名作のひととき
中西 進・文 林 義勝・写真
尾道・内海の町の灯り――林芙美子『風琴と魚の町』

佳味つれづれ
大内侯子
広島・三國屋 味海苔

いいひと、いいとき
女優・岩下志麻さんの「陶芸」

芭蕉の風景
小澤 實
二見浦 三重県伊勢市

まほろばのひかり
安藤寿和子・文 喜多 章・写真
墨色悠幻。奈良墨の世界

歴史街道ウォーキング
兼田由紀夫・文 神谷 潔・写真
伊勢神宮の別宮

旅の小箱 fromJR西日本、JR東海
●恒例 京の冬の旅キャンペーン いよいよ開催!
●北陸の絶景を便利でおトクにタクシー観光「駅から観タクン」
●列車に乗って、旅に帰ろう。TRAIN+(トレインプラス)
●JR京都駅に新名所“SUVACO・ジェイアール京都伊勢丹”
●日英関係をさらに深める1年に。「UK-Japan 2008」
●「幻」を感じる旅で、奈良を楽しむ