家電口論

2018年10月16日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

 大ヒットとなった「ポケモンGO」。老若男女、ながらスマホを強要してしまうゲームです。作ったのは米ナイアンテック社(Niantic)とポケモン社。ナイアンテックは元々Googleの社内スタートアップ「ナイアンテック・ラボ」が独立した会社で、モバイル機器用の位置情報アプリや位置情報ゲームのメーカーです。

 そのメーカーが、10月、六本木ヒルズでイベントを行うというので、見てきました。

AR(Augmented Reality:拡張現実)ゲームの傑作「ポケモンGO」

 ポケットモンスターは、1996年の発売時から大ヒットを飛ばしたゲームボーイ用のゲーム。男の子の大好きな、昆虫採集、怪獣、バトルの三要素をが巧みに組み合わされており、単純なのに奥深いゲームです。

 この世界と現実世界を組み合わせたのが「ポケモンGO」(2016年)。道を歩いていると、ポケモンが現れ捕まえるという「採集」のところを、現実化しています(スマホ内ですが)。歩かなければならないというのは、昔ポケモンで遊んだ世代(30歳越えています。運動不足になる年齢です)を含め世界的な大ヒットとなり、人は「スマホでAR」を当たり前のようにとらえるようになりました。

ナイアンテックが用意したイベントその1:「耳のAR」

入口の看板。看板ポケモンはやはり、「ピカチュウ」

 今回ナイアンテックがイベント用に用意したのは、「耳のAR」。ポケモンの鳴き声を頼りにポケモンに近づき、捕まえると言うモノです。

今回使用した秘密道具「スマホ付き集音器」。赤×白のモンスターボールカラー

 

イヤホンは、耳たぶに装着、耳を塞がない「ambie」を採用。こちらもモンスターボールカラー。
ウィロー博士からのお願いだ。ポケモン ゲットだぜ。
「ポケモンの気配がする。鳴き声のする方にもう少し近づいてみよう。考えてみるとピカチュウ以外の鳴き声を知らない! ま、いいか。それにしてもこのシルエットって・・・
今なら鳴き声を録音できそうだ。録音ボタンを押してみよう
おー、記録しているぞ!
やはりコイキング!だった。カープファンだが、コイキングはねぇ

 3匹ゲットすると「芝生へ行って、ポケモンと遊ぼう」となる。芝生のところにある「タブレット 受け渡しカウンター」で、装備とタブレットを交換。遊ぶポケモンを一匹選択。タブレット(私の場合はスマホでした)に入れてもらいます。

六本木ヒルズとナッシー。結構シュール!

 面白かったかというと、「さほど」です。ポケモンGOを初めてやった時の方が、はるかに刺激的でした。理由は「ゲット」の仕方にあると思います。かたやレベルを合わせた「モンスターボール」を正確に投げつけゲットするのに対し、「録音」ですからね。ドキドキ感は薄いです。ホラー映画のように「立体音響」にするなどの工夫が欲しいです。

 しかし「鳴き声」は今まで気にしたことがなかったので、ちょっと新鮮でした。コイキングなら、これに「食性」「うろこの特長」などマニアックな情報を満載すると、より面白いかと思いました。

ナイアンテックが用意したイベントその2:「VR」

 VRゲームの場合、ゲーム内容の前に難関があります。それはゴーグルです。写真のように、手でゴーグルを支えるのはダメです。没入感が削がれます。今回使用されていたのは、レノボ社のゴーグル。

 

 太いダイヤルをグリグリ回し、フィットさせるタイプです。私に取ってのバランスはよく、使用中外れることはありませんでした。まず、VRをする前に開口一番聞かれたのは「お酒飲んでませんよね。」でした。当然答えは「ノー」朝10時のイベント取材。お酒を飲んで行くわけないじゃないですか!

 で、ステージはこの円です。中央にポール。VRは、映像を見ながらポールを手に持ち、グルグルまわることをします。

 

 球形の建物をグルグル周りながら、高い所に登っていくというイベントです。VRでは、ウニユ塩湖のような色彩の地上から、ゆっくり上に上がります。高さの感じは非常に上手く、高所恐怖症の人は厳しいでしょうね。グルグルと周りもするので「お酒はダメ」なわけです。

 途中、何匹かのポケモンに出会いながら登ると、下にポケモンが固まっている場所が見えます。中央に池。なるほど、そこが毛利公園なわけで、ポケモンの配置が分かります。こちらの没入感は半端なく、文句なしに面白いです。トラブルにならないように、ポールを持たせたアイディアも秀逸です。そして動き+VRも面白いと思いました。

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