BBC News

2018年10月29日

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オーストラリア・メルボルン南郊のモーニントン半島地域で27日、海で溺れているカンガルーを地元の警官2人が救助した。

クリストファー・ルッソ、カービー・トンキン両巡査部長は、意識不明になっていたカンガルーを海から引きずり上げ、胸部を押して心肺蘇生措置を施した。

助けられたカンガルーは現在、快方に向かっている。

トンキン巡査部長は、カンガルーを救助できて「良い気分だ」と話した。「すべての命は助ける価値がある。我々はできることをしたまでだ」。

事故は27日に夕方に発生した。地元に住むミア・グラントさんは、セーフティー・ビーチへ向かう道を跳ねていくカンガルーを見かけた。

グラントさんは地元メディアに対し、「カンガルーが泳いでいるのを見て撮影し始めたが、急に引き波にさらわれたのでカンガルーを引き上げ、警察を待った」と話した。

しかし、カンガルーはおびえて再び海に飛び込んでしまった。到着した巡査部長たちが、大急ぎで追いかけた。

「1分も猶予がなかった(中略)水にもぐって、次に出てきた時には鼻から泡を吹いているのが見えた。溺れかけていた」とルッソ巡査部長は語った。

「私がカンガルーの尻尾をつかみ、トンキン巡査部長が頭を抱えて海岸へ引きずり上げ、肺を空にして水を取り除いた。心肺蘇生を行おうとしたらカンガルーは息を吹き返して、心臓が打っているのが確認できた」

グラントさんは地元紙ヘラルド・サンの取材で、「悪いことが多い世の中だけど、動物のために即座に駆けつけてくれる人たちを見て、人間性への信頼を感じた」と、警官たちを称えた。

カンガルーは地元の警察署に運ばれた後、野生動物当局に保護された。

アニマリア野生動物シェルターのミシェル・トーマス医師は、「カンガルーにはゆっくり回復してもらうつもりだが、小屋一杯の草とたくさんの水を用意してもらって満足そうだ」と語った。

(英語記事 Drowning kangaroo rescued by police

提供元:https://www.bbc.com/japanese/46014176

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