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2018年11月19日

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ウォルト・ディズニー・カンパニーの初期の映画が日本で見つかった。

ミッキー・マウスの前任ともいえるオズワルド・ザ・ラッキー・ラビットが主人公の2分間の短編作品だ。

アニメ史研究家の渡辺泰さん(84)は、失われた7本の映画のうちの1つだと気付かずに、このアニメ作品を70年にわたり持っていた。

渡辺さんは、10代の頃にこの映画を大阪のおもちゃの問屋からわずか500円で購入した。

「Neck'n' Neck(互角)」という原題の16ミリの映画は、日本語で「ミッキー漫画スピーデー」と名前が付けられており、渡辺さんが個人的に収集したコレクションの中に70年間残っていた。

渡辺さんがこの映画の重要性に気付いたのは、長年ディズニーでアニメーターをしているデイブ・ボッサート氏が執筆し、昨年出版された「Oswald the Lucky Rabbit: The Search for the Lost Disney Cartoons(オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット:失われたディズニー・アニメーションを探して)」を読んだ時だ。

「長年のディズニーファンなのでお役に立ててうれしい」と渡辺さんは朝日新聞に語った。朝日新聞は米国のディズニー・アーカイブスに問い合わせ、この作品が失われた一握りのオズワルド映画の1つであることを確認している。

創業者のウォルト・ディズニー氏はアブ・アイワークス氏と共に1927年、オズワルド・ザ・ラッキー・ラビットを作り、ディズニー・スタジオ初のシリーズもののキャラクターとなった。

オズワルドの出演作は27本作られたが、擬人化されたうさぎのキャラクターは知的財産権争いの中心となり、オズワルドの著作権を巡って1928年、ユニバーサル・スタジオと争った。

これを受け、ディズニーは新しい主要キャラクターを作り始めた。これが後にミッキー・マウスとして知られるようになる。オズワルドはそのままの状態で取り残されたが、ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)が2006年、権利を買い戻した。

「この話で特にいい点は、これらの映画が世界中に散らばっていることを示唆する点だ」とBBCに話すのは、英国映画協会(BFI)でアニメーション管理を担当するジェズ・スチュワートさんだ。

「映画が世界中にどのように伝えられ、最終的にどこに行き着くのかは、作品そのものと同じくらい興味深い」

2015年には、オズワルドが主役の別のアニメ作品がBFIの保管庫で見つかっている。

スチュワートさんは、こうした発見は重要だと語るが、初期のアニメーション作品に関して言えば、全体の一部分にすぎないと語る。例えばオズワルドが米国で制作されていた時期と同じくして、英国ではボンゾ犬が映画の中で非現実的な冒険をしていた。

「時には、失われていた映画が見つかったことで現存する映画にやっと注目が集まることもあるというのは残念だ」

(英語記事 Lost Disney film found in Japan

提供元:https://www.bbc.com/japanese/46257420

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