世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2018年11月28日

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魏鳳和国防相

・台湾統一は、共産党と中国にとり最大の使命である。いかなる代価を払ってでも領土保全を達成する。

 各人の発言内容から、米中が、南シナ海、台湾、新疆ウイグル問題をめぐって真っ向から対立していることがよく分かる。双方とも基本的に従来通りの主張を繰り返しているが、特に目を引くのは、米国が、10月4日のペンス副大統領の対中政策演説に沿った、今までよりも強い姿勢で臨んでいる点である。日本としては、米国の強い姿勢は歓迎できる。

 米中外交・安保閣僚対話のすぐ後、ペンス副大統領は、ASEAN関連会議とAPEC首脳会議への出席に際し、日本を含むアジアを歴訪し、経済面・軍事面の双方からインド太平洋戦略を推進していく姿勢を明確にしている。上記会見で、ポンペオ国務長官は「中国との冷戦や封じ込めを望んでいない」と述べているが、米中関係は、「冷戦」あるいは「封じ込め」と呼びうる、厳しい対立に向かいつつあると見られる。

  
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