前向きに読み解く経済の裏側

2018年12月25日

»著者プロフィール
閉じる

塚崎公義 (つかさき きみよし)

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。主に調査関連部署に勤務した後、2005年に銀行を退行して久留米大学へ。著書に『増補改訂 よくわかる日本経済入門』(朝日新書)、『老後破産しないためのお金の教科書』(東洋経済新報社)、『世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書』(宝島社)、『なんだ、そうなのか! 経済入門』(日本経済新聞出版社)など多数。

iDeCoは定期預金での運用も可能

 「株や外貨は値下がりリスクがあるから、投資はしたくない」という人もいるでしょう。そういう人でも、iDeCoは定期預金が選べますから、選択肢の一つです。掛け金が所得税の所得控除になるわけですから、ある程度の所得がある人にはメリットがあります。

 もっとも、所得が低い人は、無理する必要はありません。途中で資金が必要となるリスクがありますし、信託銀行等に支払う手数料もかかりますから。

 「老後の資金はしっかり蓄えたいが、投資は少額に抑えたいから、NISAとiDeCoを両方使う必要はない」と考える人もいるでしょうが、そうした人は、60歳まで使わないと決心して、所得控除を活用するためにiDeCoの枠を満額使いましょう。投資額を上回った分は定期預金でも良いでしょう。

 iDeCoの枠を超えた老後資金分は、普通に定期預金をするか個人向け国債を購入すれば良いので、NISAは使わなくても良いでしょう。

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

関連記事

新着記事

»もっと見る