WEDGE REPORT

2018年12月30日

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MLB経験者の3人は?

 巨人はオリックスを自由契約となった中島宏之内野手、そしてマリナーズを退団した岩隈久志投手も獲得。しかしながら中島は打撃に波があり、オリックスでの4年間はどうひいき目に見ても目立った成績は残せていない。岩隈も右肩を痛めた影響により、ここ2シーズンは未勝利で昨季に至っては一度もメジャー登板していない状況だ。来年で中島は37歳、岩隈が38歳と高齢であることも非常に気にかかる。他球団関係者が「名はあるものの本当に戦力になるか微妙な選手に億単位のカネを支払うとは…。また若手育成を放棄する時代に逆戻りするつもりなのか」とせせら笑うのも、あながち間違ってはいないと思う。

 パドレスで今年4月の月間MVPに輝いた27歳長距離砲、クリスチャン・ビヤヌエバ内野手の入団が決まり、新守護神候補として前マリナーズのライアン・クック投手も獲得が秒読み段階に入っているそうだ。とはいえ、助っ人は〝水物〟だ。どんなに経歴が良くても、こればかりは日本、ジャイアンツの野球にフィットするか否かは実戦を経てみないと分からないだろう。

 結論として個人的に思うのは、本当に今オフの巨人は2019年シーズンで他球団を圧倒できるような戦力を揃える巨大補強に成功したのかと聞かれれば「実はそうでもない」ということ。莫大な出費だけかかって結局V奪回ならず――。アンチは大喜びだろうが、そんな悪夢になったらG党もさすがに黙ってはいないだろう。まずは年明け、1カ月後の宮崎キャンプから始動する新体制でタクトを振るう全権監督・原辰徳氏のお手並み拝見である。

  
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