WEDGE REPORT

2019年1月24日

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 決済関連ビジネスではLINEが先行したが、信用スコアの立ち上げではソフトバンクが先手をうった。2016年11月にみずほ銀行と共同でJスコア(東京都港区)を設立。2017年から信用スコアサービスを展開している。AIが算出した信用スコアによって、融資金利が変化する仕組みを取り入れている。さらにNTTドコモも信用スコア事業への参入を表明するなど、この中国発のイノベーションは一気に日本に広がる勢いだ。

 猛烈な勢いでキャッシュレス、フィンテックの流れが進む日本。この流れから取り残されかねないのが銀行だ。この流れが続けば、銀行は各種金融サービスをフィンテック企業に奪われ、極端に言うと、単なる金庫番に転落する可能性すらある。

 銀行側も流れに取り残されまいとモバイル決済などフィンテックへの参入を図るが、新規参入企業と比べると、ITのノウハウに劣り、固定店舗や窓口スタッフなどのコストが重くのしかかるなど、劣勢は否めない。このままだと消費者の日々の決済や送金、中小事業者の決済などはフィンテック企業に奪われてしまうだろう。

 キャッシュレス決済の争奪戦を制する者が、新たな金融サービス提供者として主導権を握ることは間違いなさそうだ。

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COLUMN       企業ニーズに応えきれない産業医 法改正で問われる「質」の向上
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◆Wedge2019年2月号より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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