家電口論

2019年2月10日

»著者プロフィール
閉じる

多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

まだまだ磨かなければならない

 激賞に値する日立 冷凍冷蔵庫 R-KX57Kですが、「?」部分もあります。それはサイズです。R-KX57Kは内容量:567L、横幅:68.5cmとずごーく大きいのです。このため市場導入価格:43万円。とてもではありませんが、新婚さんなどにはちょっとお高い。

 ノーラップ冷蔵の「まるごとチルド」は誰もが重宝する機能ですが、自分の使いやすいレイアウトが分かっている人には「ぴったりセレクト」は、あれば便利だけど、なくてもよい技術だったりします。使いたい人は、今ある冷蔵庫レイアウトに不満を持っている人か、冷蔵庫を上手く使いこなせていない初心者です。内、価格で初心者に敬遠されると、購入人数は減ります。

 今まで、新しい技術を導入するときは、最高級品、全部ありという形で導入してきた日本メーカーですが、「ぴったりセレクト」と言う機能は、できれば内容量:400L前後の2~3人家族を意識した冷蔵庫に欲しい所です。新婚時代、何も分からず購入。自分に合った料理の仕方が分かるにつれて、レイアウトを決める。そして、赤ちゃんができる。子供はミルクの時代、離乳食の時代、食べ盛りの時代などで、食べ物の保存方法が変わりますので、その対応もできます。「ぴったりセレクト」にピッタリのシーンだと思います。

 とにかく、今回の冷蔵庫で、私の中で日立のイメージは大きく変わりました。今までは、少しずつ既成技術を磨き上げるスタイルでしたが、今回はワンステージ高く羽ばたいたイメージです。

関連記事

新着記事

»もっと見る