家電口論

2019年2月20日

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多賀一晃 (たが・かずあき)

生活家電.com主宰

スマート家電グランプリ審査員。主催する『生活家電.com』を通じ、家電の新製品情報、使いこなし情報他を発信中。過去、某メーカーでAVメディアの商品企画を担当、オーディオ、光ディスクにも精通。また米・食味鑑定士の資格を有する。水、米、パン、珈琲、お茶の味に厳しい。

 気象庁によれば、本日20日は「4月並み、花粉注意」だそうです。花粉症が怖い時期になりました。原因は「スギ花粉」ですが、ヒノキを始め、花粉症も千差万別。それに対抗する家電とは何でしょうか? 「掃除機」と「空気清浄機」を今回はご紹介します。

(ViDi Studio/gettyimages)

実はかなり大きい花粉のサイズ

 「己を知り、敵を知れば、百戦危うからず」。まず、花粉について知った方がベターです。ハウスダスト(アレルゲン)は、サイズは10~40マイクロメートル。一方、スギ花粉は、30~40マイクロメートルです。

 実は、空気中の浮遊物としては、かなり大きな部類です。ま、他空気の浮遊物でメジャなーところを並べておきますと、黄砂:4マイクロメートル、カビ胞子:2~100マイクロメートル、PM2.5:2.5マイクロメートル、細菌:0.5~1マイクロメートル、ウイルス:0.5マイクロメートル以下です。

発症するまでの量とは?

 アレルギーは人によって千差万別。種類も異なれば、発症までの量も違います。敏感な人はほんの少しでも症状が出ます。

 アレルゲンの場合、WHO(世界保健機構)が調査し、まとめた基準は以下の通り。

 感作:2マイクログラム/グラム塵(Der1量)= ダニ100匹相当

 発作:10マイクロ/グラム塵(Der1量)= ダニ500匹相当

(感作とはアレルゲンに対し抗体反応が始まる時です。)

 マイクログラムは、1/1000グラムです。花粉とアレルゲンとゴチャっとした感じで書きましたが、「サイズ」と「量」で言いたいのは、肉眼は当てにならないということです。

 問題は眼に見えないものにどう対応するのかです。

花粉症の人に勧めたい掃除方法と掃除機

 花粉を床から吸い上げるのが掃除機ですが、花粉、アレルゲンに対しての時は眼に見えるゴミとは違います。肉眼で見えるゴミは吸引力が高い掃除機でサッサとお掃除してもらって構いません。

 ところが、花粉も、アレルゲンも、サッサと掃除するだけでは取り切れません。理由は、細かい突起をたくさん持っているからです。とにかく引っ掛かるのです。吸込終わるのに時間がかかるのです。つまり、ゆっくりかけるのがコツです。1平方メートル当たり20秒が、アレルゲンを除去する上で有効な目安です。

 また、ゆっくり掃除機をかけるということは、舞散らかすことも防げます。

 さて、お勧めの掃除機は、パナソニックの「紙パック式」掃除機、MC-JP810Gです。理由は2つです。

 1つめは「クリーンセンサー」があるからです。クリーンセンサーは、アレルゲンサイズのゴミを吸い込んでいるのか、どうかを知らせてくれます。これを見ながら掃除すると大体1平方メートル当たり20秒のペースになります。

パナソニックの「紙パック式」掃除機、MC-JP810G

 もう1つのポイントは「紙パック」であることです。サイクロンの場合、吸い込んだゴミはむき出しです。これではゴミを捨てるときに、細かなゴミが舞い散ることがあります。これは、サイクロン掃除機の欠点だと思います。それがない紙パックは、現在見直されており、キャニスター型掃除機の60%は紙パックです。

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