BBC News

2019年3月4日

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日本で昨年8月に体重わずか268グラムで生まれた男の赤ちゃんが退院した。男の子としては世界で1番小さく生まれた赤ちゃんは、順調に成長したようだ。

妊娠24週に緊急帝王切開で生まれた赤ちゃんは、両手にすっぽり収まるほど小さかった。

赤ちゃんはその後、5カ月にわたり集中治療室で育てられた。今では自力でミルクが飲めるようになり、体重も3200グラムにまで増えた。

そして当初の出産予定日の2カ月後にあたる2月20日、入院先の慶応義塾大学病院を退院した。

病院によると母親は、男の子が生きていられるのか分からなかったので、こんなに大きくなって率直に嬉しいと語ったという。

担当した有光威志医師はBBCに対し、世界中で生まれた小さな赤ちゃんに関する米アイオワ大学のデータベースによると、今回の男の赤ちゃんは、退院できた赤ちゃんの中で1番小さいという。

有光医師は、小さく生まれた赤ちゃんでも元気に退院できる可能性があると示したかったと話した。

これまで世界で1番小さかった男の子は、ドイツで2009年に274グラムで生まれた赤ちゃんだった。女の子では、同じくドイツで2015年に252グラムで誕生した赤ちゃんが世界最小だという。

慶応義塾大学病院によると、1000グラム未満で生まれる超低出生体重児の救命率は日本では約9割だが、300グラム未満の場合は5割程度にまで低下する。

特に男の子の生存率は女の子よりも低い。明確な理由は分かっていないが、医療関係者の中には、男児の肺の成熟が遅いことが関係しているとの見方もある。

(英語記事 'Tiniest baby boy' leaves Tokyo hospital

提供元:https://www.bbc.com/japanese/47397939

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