2019年4月26日(金)

大塚製薬

2019年3月20日

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 CHO(Chief Health Officer)室が主導となり社員の健康サポートを推進するDeNAは取り組みテーマの一つに「睡眠」を掲げ、社員のパフォーマンス向上を後押ししている。健康経営における快眠の意義とは何か。CHO室の平井孝幸さんと植田くるみさんに伺った。

社員の約半数が「悩みあり」
睡眠をめぐる問題点とは?

経済産業省と東京証券取引所から「健康経営銘柄2019」に選定されたDeNA。 写真はCHO室の室長代理・平井孝幸さん(右)と植田くるみさん(左)。

──DeNAが健康経営に乗り出したきっかけは何だったのでしょうか。

平井氏  もともと、自分自身がパフォーマンスを高める手段として、健康管理に大きな関心を寄せていました。それで、あるとき社内を見渡してみると、歩き方や姿勢が気になる社員が多いことに気づいたのです。少しの工夫で身体への負担やストレスを減らすことができるのに、知識がないために不具合を感じている人が少なくなかった。そこで、姿勢の悪い社員にチューブの器具を配ったところ、不具合が解消されたと社内で評判になりました。「健康経営」という考え方に初めて触れたのもこの頃です。これを機に、社員の生産性を下げる要因となる問題に取り組む専門部署が必要だと強く感じ、南場智子会長をトップに据えてCHO室の設立に至りました。2016年1月のことです。

──CHO室では取り組みの柱として食事、運動、メンタル、そして睡眠を掲げています。睡眠を柱の1つにした理由は?

平井氏  CHO室立ち上げの端緒として、社員がどのような健康課題を抱えているのかアンケートを実施したところ、約半数が睡眠について何らかの悩みを抱えていることが分かりました。産業医から睡眠はメンタルとも密接につながっていると聞き、その重要性を再認識したわけです。

 まずは睡眠の専門家をお呼びして、さまざまな職種や年齢、性別の社員たちにヒアリングをしていただく研修会を開きました。そこでDeNA社員に共通する3つの課題が浮かび上がりました。それは、眠る時にベッドでスマホを触っていること、起床時間が日によって異なること、朝起きて太陽の光を浴びていないこと。研修後しばらく経ってから参加者にアンケートを行うと、この3つの課題をクリアするだけで体内リズムが整い、睡眠の質が高まったという声が集まりました。

「一生使える睡眠の技術(DeNA版)」セミナーの様子。睡眠関連の催しはいつも盛況。

──なるほど、体内リズムを整えることが重要なのですね。睡眠について、他にどのような取り組みをされていますか。

植田氏  新卒社員には必ず睡眠研修を受けてもらいます。また、指導士の話を聞いて睡眠への理解を深めると同時に、快適な寝具を体験してもらう寝具メーカーとのコラボや、1年に1回ポスターを制作して、手軽に生活習慣を変えるメソッドを提案する取り組みも続けています。さまざまなアプローチで、睡眠について考えてもらうためのきっかけづくりを行っています。

健康経営を始めるなら
効果が出やすい睡眠から

仮眠もできるリクライニングチェアが設置された一人用の多目的スペース。

──こうした取り組みの手応えはいかがですか。

植田氏  これまでさまざまなテーマでセミナーを行ってきましたが、参加者が最も多いのは睡眠に関連したものです。セミナーの3ヵ月後に実施するアンケートでは「目覚めが良くなった」「夕方の眠気がなくなりパフォーマンスを一定に保てるようになった」など、確実に良い声が寄せられています。私たちは、睡眠自体は「技術」だと捉えていますので、リテラシーを伝えれば睡眠の質が上がるのだと確信しました。

──健康経営において睡眠というテーマは必須でしょうか。

平井氏  そうですね。これまでの健康経営は「やって得する」という位置付けでしたが、これからは「やらないと損する」という潮流になるでしょう。睡眠について会社がサポートしている事例はまだ少ないかもしれませんが、実践したときの効果や満足度は非常に高い。まだ健康経営を実施していないのであれば、まずは睡眠から着手するといいのではないかと思います。

健康器具を使用したりストレッチができる「ウェルネスエリア」

植田氏  睡眠は毎日のことで非常に重要であるにもかかわらず、学校では教えてくれませんよね。まずは正しく知ることが大切です。そのためのサポートを会社が行うことには、大きな意義を感じます。

平井氏  自分にはどんな解決方法が合うのか、意欲的に試してほしいですね。「賢者の快眠」も選択肢の1つだと思います。私たちはこれが正しいやり方だと押しつけるのではなく、睡眠に対する意識が高まるよう働きかけていきたい。各々がより良いライフスタイルを模索してくれるようになるのが理想です。