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2019年4月1日

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ドナルド・トランプ米大統領は、中米エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスの各政府に米国内への移民流入を停止させるよう圧力をかけるため、この3カ国への援助停止を指示した。米野党・民主党や支援団体からは疑問視する声が上がっている。

米政府高官によると、メキシコ国境における移民審査体制はすでに極限に達しているが、トランプ政権は送還される難民申請者の数を、現在の1日あたり60人から、その5倍にあたる300人にまで増やしたい方針だという。

今回支援打ち切りの対象となった3カ国からは、地元での暴力を逃れようと難民申請をする人が急増している。アメリカの南側国境に到達する移民のほとんどが、この3カ国の出身だ。

さらにトランプ大統領は、メキシコが移民流入を防ぐために追加策を実施しないなら、国境を閉鎖する可能性があるとも述べた。

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打ち切られる援助

ロイター通信によると、米国務省の報道官は、「我々は大統領の指示を実行し、2017年および2018年会計年度の北部トライアングル(グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル)への海外援助政策を終了する」と述べた。詳細は明らかにしなかった。

2017年の支援額は、グアテマラに2億4800万ドル(約275億円)以上、ホンジュラスに約1億7500万ドル(約194億円)、エルサルバドルに約1億1500万ドル(約127億円)。

トランプ大統領は先月29日、記者団に対し「グアテマラとホンジュラスとエルサルバドルへの支払いを止めた」と述べた。

「今後あちらにお金が届くことはない。我々はこれまでとてつもない金額を支払ってきた。向こうは我々のために何ひとつ実行してこなかった。なので、もう資金援助はしない」

影響

援助支持者は、これらの中米地域からの移民を阻止する最善策は、彼らの経済発展を活気づけ暴力行為を減らすことであり、2016年に当時のバラク・オバマ大統領の下で推し進められたこの援助の影響を判断するには時期尚早だと主張している。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、ラテンアメリカの人権研究グループWOLAで市民安全保障担当を勤めるアドリアーナ・ベルトラン氏は、援助を断ち切ることは「墓穴を掘ること」だと述べた。

エルサルバドルを訪問している下院民主党は、トランプ氏のアプローチは「まったく逆効果」だと今回の決定を非難する共同声明を発表した。

上院外交委員会トップのボブ・メネンデス議員(民主党)も、 「無謀な発表」だと非難した。

議会の承認

国務省は「議会をこのプロセスに参加させる」と述べ、援助打ち切りには議会での承認が必要であることを示唆した。

しかし米紙ワシントン・ポストが引用した議会職員によると、トランプ大統領には「資金政策を作り直す余地」があるという。

WOLAのアダム・アイザックソン氏は、これまでの米大統領は、主要な政府政策への資金確保を拒否して対抗する恐れのある議会議員を刺激するとして、資金の再計画を敬遠してきたと述べた。

(英語記事 Dismay over Trump Central America aid cut

提供元:https://www.bbc.com/japanese/47746193

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