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2019年4月10日

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99歳まで健康に長生きしたアメリカ人女性が、内臓の位置が通常と左右反対の「内蔵逆位」だったことがこのほど判明し、科学者たちを驚かせている。

この女性は、オレゴン州北西部モララで夫とペットフード店を経営していたローズ・マリー・ベントリーさん。2017年10月に死去し、遺体は同州ポートランドにあるオレゴン健康科学大学に研究のため献体された。

2018年春に学生たちが遺体の解剖に当たったところ、肝臓と胃などの腹部の臓器が本来とは左右が逆になっていることに気づいた。心臓は通常の位置にあったという。

これまで内臓逆位の人で70歳に達した人は2人しか確認されていないとされ、ベントリーさんは最も長生きしたとみられる。

同大学のキャム・ウォーカー博士は、ベントリーさんの臓器の状態を「並外れて普通と違っていた」と話した。博士によると、解剖中に学生たちが心臓の主要な血管を見つけることができなかったことから、内臓逆位に気づいた。

内臓逆位は2万2000人に1人の割合で見られる珍しい状態。心臓などに深刻な異常をともなうことが多い。ウォーカー博士によると、内臓逆位の人で成人まで生存するのは5000万人に1人の割合だという。

ベントリーさんの子どもたちによると、ベントリーさんは関節炎を除いて慢性的な病気はなく、健康に暮らしていた。ベントリーさんは生前、外科手術を3回受けていたが、盲腸の手術に当たった医師だけが異常に気づいていたという。

(英語記事 Woman lived to 99 with organs on wrong side

提供元:https://www.bbc.com/japanese/47876779

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