BBC News

2019年4月29日

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香港で28日、犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする条例改正案に反対するデモがあり、警察発表で約2万2000人、デモ主催者発表で約13万人が参加した。

双方が発表した人数には大きな差があるが、いずれにしろ、2014年の民主化運動「雨傘運動」のデモ以降、香港での最大規模のデモとなった。

今回の条例改正について当局は、殺人事件の容疑者を台湾に引き渡すため、7月までに条例改正の必要があると説明している。

この日のデモでは、一部が雨傘を手に参加。香港に対し中国が干渉を強めていると反発した。

ロイター通信によると、参加者たちは親中国の立場を取る林鄭月娥・行政長官の名前を呼びながら「辞任しろ」と声を張り上げた。

香港は「一国二制度」の原則の下、中国本土とは別の法制度を維持している。

現政権は今年初め、事件によっては容疑者を台湾やマカオ、中国本土に引き渡せるよう、身柄引き渡しの条例を改正すると表明した。

当局は、死刑や拷問、政治的訴追の恐れがある容疑者は、中国本土への引き渡しの対象にしないとしている。

だが、デモ参加者たちは、中国本土における劣悪な人権状況や不透明な法制度を根拠に、今回の条例改正案は行政長官による香港への「裏切り」だとしている。

イギリス統治時代に香港の最後の総督を務めたクリス・パッテン氏は、香港の公共放送RTHKで、条例改正案について「香港の価値や安定、治安に対する攻撃だ」と批判した。

香港では、選挙制度の民主化を求めた2014年の「雨傘運動」を率いた大学教授ら4人が有罪判決を受け、先週、禁錮刑を言い渡された

(英語記事 Huge protest in HK over extradition plan

提供元:https://www.bbc.com/japanese/48090324

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