WEDGE REPORT

2019年5月28日

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会社見学を希望する学生のみを案内

 採用活動が本格化する2018年1月から11月前後まで、多摩地区で開催される合同説明会などに計2回参加した。ここで、多摩地区でのネットワークづくりの効果が表れた。新卒採用を始めた年(15年から採用活動はスタート)から、自社ブースを訪ねる学生は同じ日にブースを構える他社に比べて多かったが、年を追うごとに増えてきた。

 副社長や総務マネージャー、採用担当者が事業や社風、人事制度や福利厚生などを説明する。

 「強い関心があると思える学生に、私たちの会社を見学しませんか? と誘う場合がある。ただし、双方の相性を重視するマッチングを大切にするため、基本的には説明に重きを置く。強い勧誘は一切しない」(山田氏)

 「会社見学をしたい」と希望する学生が現れた場合、日時などを調整する。当日は、本社オフィスや敷地内の工場の見学(1時間~1時間半)を採用担当者の案内で行う。

 通常、このあたりのステージになると、特にベンチャー企業などは、学生のメールアドレスやラインのIDを聞き出し、アプローチする。いわゆる、「ニギリ」と呼ばれるものだ。だが、多摩冶金はしない。平岡氏は、「強引に入れようとはしない。本人の意志に反して入社し、早いうちに退職したらお互いに不幸。当社は、本人の考えを尊重する」と話す。

 学生が「採用試験を受けたい」と希望する場合は、採用担当者にその旨を伝える。この時点で、正式にエントリーの扱いとする。

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