書籍詳細

人類の地平から―生きること死ぬこと
川田順造 著

目次
立ち読み


アフリカのサバンナの社会では、土地は神聖なものと見なされ、誰の所有物でもなかった。その土地を力で奪い合ったり、殺し合ったりする愚かしさ。また、サバンナの子どもたちの就学率は低い。しかし、大人に混じって労働することによって、現実の社会に即した勉強をし、命の大切さをしっかりと学んでいる。争いの絶えない近代社会が推し進めてきた「文明」とはいったい何だったのか――。

情報化とグローバル経済が地球をおおいつくそうとする一方で、われわれはいま、深刻な環境問題に直面している。文明がもたらした豊かさの意味を問い直し、新しい価値観をいかにして構築するか。歴史に学び、異文化に学ぶことがいまほど求められている時代はない。日本・フランス・アフリカ、この三つの異なる文化を比較して、人類の文化をグローバルに考察してきた著者が、現代のわれわれの生き方を問う最新エッセイ集。

<書籍データ>
◇四六判上製、256ページ
◇定価:本体2,000円+税
◇2004年7月23日発行
◇ISBN: 4-900594-74-1

<著者プロフィール>
川田順造
(かわだ・じゅんぞう)
文化人類学者。東京大学教養学科卒業。パリ第五大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語研究文化研究所教授を経て、現在神奈川大学大学院教授。主著に『曠野から─アフリカで考える』(第22回日本エッセイスト・クラブ賞)、『無文字社会の歴史』(第8回渋沢敬三賞)、『聲』(第26回歴程賞)、『口頭伝承論』(第46回毎日出版文化賞)、近著に『コトバ・言葉・ことば』、訳書にレヴィ=ストロース『悲しき熱帯』ほか多数。1994年にフランス政府より文化功労章、2001年に紫綬褒章を受ける。

 

 

人類の地平から―生きること死ぬこと

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