Wedge REPORT

2019年7月19日

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ゴン川野 (ごん・かわの)

フリーランスライター

小学生より写真とオーディオをはじめ、高校では写真部部長として暗躍。コピーライターを経て雑誌ライターに転職。バブル期にオーディオ誌で荒稼ぎしてハイエンド機器を揃える。現在はアップル株値上がりで撮影スタジオ兼リスニングルームの新築を画策中。阿佐谷在住。合資会社GON代表。

Microsoftが復活して、シアトルは元気を取り戻した

Q 中島さんが拠点とするシアトルの現状は?

中島 MicrosoftとAmazonがかなりの人材を生み出しています。この2つの会社が優秀な人材を育てて、その人々がまたシアトルに会社を興す。そんなサイクルですね。一方、シリコンバレーは、人気があって不動産が高すぎます。さらにカルフォルニア州は所得税が高いので国税と合わせると50%を超えるという理由から敬遠する人もいます。これに対してシアトルがあるワシントン州には州税がありません。そんな理由からGoogleとFacebookがシアトルで、かなりの人材を集めています。

 日本でNECと富士通が未だに生き残っているのは、政府が公共投資という名のお金を注ぎ込んだからで、実際にはどんどん脆弱になっています。それで5000人レイオフ、1万人レイオフとか言ってますが、問題は以前から内包されていました。

日本はまだまだ終身雇用制から脱却できない

Q 日本でベンチャーが活性化しない理由とは?

中島 日本で若い人が起業しにくいのは環境の問題ですね。そもそも終身雇用制の残りが沢山あるし、親の世代は終身雇用制ですから、その枠でしか子供に話をできない。未だに一流大学を卒業して上場企業に就職するのがいいという価値観の親が多いですね。親の影響を受けた子供たち、特に文系の就職先の人気ランキングをみるとまだ銀行が上位にあります。いかに世の中が見えていないか。

 国に頼らずに個人、個人がビジネスを立ち上げていかなければ状況は変わりません。国の補助金などに頼らず、ベンチャーキャピタルから投資をしてもらうとか、最初から海外に出るなどの方法があります。

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