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2019年7月24日

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崔 碩栄 (チェ・ソギョン)

ジャーナリスト

1972年韓国ソウル生まれ。韓国の大学で日本学を専攻し、1999年渡日。関東地方の国立大学で教育学修士号を取得。日本のミュージカル劇団、IT会社などで日韓の橋渡しをする業務に従事する。現在、フリーライターとして活動、日本に関する紹介記事を中心に雑誌などに寄稿。著書に『韓国人が書いた 韓国で行われている「反日教育」の実態』(彩図社刊)、『「反日モンスター」はこうして作られた-狂暴化する韓国人の心の中の怪物〈ケムル〉』(講談社刊)がある。

韓国で日曜日の風物詩になった「ワンピース」

 「トレンドキーワード」というのがある。インターネット検索エンジンGoogleやYahooなどで今話題になっている、あるいは、流行っているキーワードのことだ。例えば、先週の日曜日には選挙や吉本芸人の会見が話題となり、GoogleやYahooで投票率、選挙結果、そして芸人の名前を検索する人が急増した。

 こうした、人々に注目され、検索された言葉が「トレンドキーワード」であり、それに順位をつけたものが「トレンドキーワードランキング」であるが、この「トレンドキーワードランキング」は世間の関心事、流行を映し出す鏡だともいえる。

 このトレンドランキングに登場するキーワードは大きく分けて2つに分類することができる。一つは事故や事件が起きたときに突然浮上するキーワードで、もう一つは季節など、一定の時期になると周期的に登場するキーワードだ。例えば、先週起きた凄惨な放火事件に関連して急増した「京都アニメーション」というキーワードは前者の例として挙げることができる。後者の例は春になると急増する「花見名所」、あるいは夏になると急増する「花火大会」などである。

 トレンドキーワードは、ビジネスマーケティングの世界では既に無視することのできない重要データとして使用されているが、これらのキーワードは「韓国の素顔」を窺い知ることのできる興味深い資料でもある。

 ところで毎週日曜日の風物詩といえば何を思い浮かべるだろうか? 日本であれば夕方には「笑点」や「サザエさん」が当然のように放送され、これを見て「明日からまた仕事(学校)か」と休日の終わりを実感する人も少なくないのではないだろうか?

 韓国にも、毎週日曜日の午後のルーティンがある。日本の「笑点」や「サザエさん」のような長い歴史はないのだが、日曜日の午後になると必ずトレンドキーワードランキングに登場する風物詩。それは日本のアニメーション「ワンピース」だ。

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