BBC News

2019年8月12日

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台風9号(レキマー)が中国東部を直撃し、死者32人、行方不明者16人の大きな被害をもたらしている。当局は、浙江省では500万人が被害にあったと説明。100万人以上が避難を余儀なくされた。

中国国営新華社通信によると、レキマーは浙江省を襲った台風としては3本の指に入る強さで、警戒レベルも一時は最高まで引き上げられた。

温嶺市では強風と豪雨により、10日に土砂崩れが発生。最も死者が多かったのは温州市で、豪雨によって形成された天然ダムが決壊し、土砂崩れを引き起こした。

温州市では、救急隊員が洪水の中で立ち往生した人を救助したり、ビルのがれきの中から生存者の捜索を行ったりしている。

浙江省全体では3万4000棟の家屋が倒壊し、報道によると直接的な損害は145億7000万中国元(約2200億円)に上るという。

11日に公開された監視カメラの映像では、臨海市の完全に冠水した通りで、ボートに乗った救急隊員が救助に向かう様子が映っていた。

レキマーはそのまま東岸を北上。上海を抜け、山東省に差し掛かっている。

上海では25万人が避難した。また、上海や北京を含む都市からの空の便が合わせて3200便以上、欠航した。


レキマーは現在、太平洋の西側に発生している台風のうちのひとつで、台湾を通って中国に上陸した。台湾でもけが人や建物の損壊があった。

さらに東側では台風10号(クローサ)がマリアナ諸島の北側とグアムに豪雨をもたらし、北西方向に動いている。今週には日本に上陸するもようだ。

(英語記事 Death toll rises as typhoon moves up China coast

提供元:https://www.bbc.com/japanese/49315547

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