2012年3月号
震災1年 被災地雇用の現実

■特集.1
震災1年 被災地雇用の現実
◎生活保護化する原発就労補償
◎活況の建設土木 その裏で
◎雇用創出に向けた支援の広がり
◎海からの復興で町はよみがえる

被災地の雇用は今どうなっているのか。原発事故被害者の中には働くよりも東電から補償をもらうことを選ぶ人がいた。被災地の建設土木は、〝復興特需〟に沸いていると言われるが、雇用されるには資格が必要で、それを得るために遠い町まで出向く人がいた。一方で、周囲の支えで事業を再開させた人、新たに被災地で事業を興した人、そして、自分たちが仕事を続けることが「町の復興にもなる」と、被災しながらも前を向く人たちがいた。手っ取り早く雇用を生み出す方法なんてどこにもない。小さな取り組みの一つひとつが、貴重な雇用を生み出している。


■特集.2
こんなに儲かる漁業補償
◎机を叩くほど上がる補償金 
◎きっかけは東京湾 伊勢湾は750億円
◎カネのために掲げた“反原発”
◎洋上風力も狙われる?


1人につき4000万円から5000万円。漁協の組合員が埋め立て工事で漁業権を放棄する代わりに受け取る漁業補償の金額は、これほどまで高い。補償額は国が定めた基準に基づいて決まるはずだが、漁業者が求めるままに高くなり、いまや基準どおりに支払われるケースはごく稀だ。漁業補償で得る巨額のカネは日本の漁業を蝕んでいる。全国の漁協で赤字を補償によって穴埋めすることが横行しており、乱獲による漁獲高の減少と担い手の高齢化で行き詰まっている漁業を抜本的に見直そうという動機づけが働かない。そろそろこうした負の連鎖に歯止めをかけるべきではないか。漁業補償の実態を取材した。


■WEDGE OPINION.1
緊迫ホルムズ海峡 制裁偏重はかえって危険
田中浩一郎(日本エネルギー経済研究所理事兼中東研究センター長) 

■WEDGE OPINION.2
民主化への変化は本物 親日ミャンマーに積極関与を
宮本雄二(宮本アジア研究所代表/元駐ミャンマー特命全権大使)

■WEDGE OPINION.3
年金議論を避けるな 社会保障は維持できない
原田 泰(東京財団上席研究員)

■WEDGE Report.1
新興国で高まる保護貿易主義 日本にもUSTRを

■WEDGE Report.2
食品セシウム基準強化は世論迎合 懸念される弊害

■Point of View.1
被災者には「こころのケア」より「からだのケア」を
井原 裕(獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授)

■Point of View.2
日本の医薬分業は患者のためになっているのか
川渕孝一(東京医科歯科大学医療経済学分野教授)

■BUSINESS TOPICS
元ソニー人事部長の“型破り”高級パン

復活のキーワード by 磯山友幸
“GNH”幸福度を追求するブータンの高い経済成長率

経済の常識・政策の非常識 by 原田 泰
地方交付税が財政を圧迫し地方自治を歪める

人にやさしい技術 by 武末高裕
微細な孔に水素を吸い込む籾殻活性炭
長岡技術科学大学(新潟県長岡市)

大人の社会見学 by 江上 剛
全国の雛人形を手作りで支える岩槻の職人
鈴木人形

さよなら「貧農史観」 by 昆 吉則
耕作放棄地は・宝の山・ 農村を娯楽施設に

AROUND THE WORLD 山師の手帳 by 中村繁夫
ミャンマーの宝石王と資源開発

CHINESE PUZZLE 2012 ~地方から読み解く中国 by 富坂 聰
地方人事の目玉 次期北京市書記の最有力候補

中東上級講座 by 畑中美樹
食料安保の確保が課題 実現目指す砂漠農業

情感の日本 by 中西 進
供養の豊潤な変貌

ヒットメーカーの舞台裏 by 池原照雄
「コーヒーのように飲む緑茶」という新境地
サントリー 緑茶飲料 「伊右衛門 グリーンエスプレッソ」

にっぽんの100人の青年 by 林 えり子
三度目の正直で弟子入りをした浮世絵の摺師
京増与志夫さん(摺師)

さらばリーマン by 溝口 敦
高卒叩き上げが創業した年商20億円の会社

●新刊クリップ
●フォーラム新・地球学の世紀 by 亀井敬史
●世界の記述
●中国はいま某国で by 谷口智彦
●拝啓オヤジ by 相米周二

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