書籍詳細

日米同盟の静かなる危機
ケント・E・カルダー 著/渡辺将人 訳

目次
立ち読み


日米同盟の重要性は相変わらず揺るがないが、この太平洋をまたぐ同盟には目に見えない形でさまざまな問題が発生しつつある。とりわけ、経済、社会、文化などの重要な基盤が、静かに、しかし深刻に弱体化している。日米パートナーシップが表面的にはいかに強く見えようとも、政治、経済分野での関係が収縮すると、同盟全体に深刻な影響が及ぶことになる。

近年、アメリカと中国、日本と中国、の二国間貿易は、中国の急速な経済成長にともなって拡大し、日米の二国間貿易をしのぐ規模となった。こうした現状が日米両国の国内政治、および日米関係に無視することのできない大きな影響を与え始めている。日米の国内政治が不安定化し、両国間に距離が生じるなか、文化・歴史・意思決定のプロセスも異なる日本とアメリカは、どのようにして考えを一致させてゆくのだろうか。

ながらく駐日アメリカ大使の特別補佐官をつとめ、随一の日本通アメリカ人学者として知られる著者が、戦後の日米関係、そして日英・英米・米独同盟など二国間の同盟を検証しつつ、日米同盟の将来への処方箋を提言する。

本書を推薦する:ウォルター・モンデール氏(元アメリカ副大統領・駐日アメリカ大使)、中西輝政氏(京都大学教授)

<書籍データ>
◇四六判上製・482頁
◇定価:本体2,400円+税
◇2008年11月17日発売
◇ISBN: 978-4-86310-035-0

<筆者プロフィール>
ケント・E・カルダー【著者】
エドウィン・O・ライシャワー東アジア研究センター所長。ハーバード大学政治学部でライシャワー教授の指導を受け、博士号を取得。1983年から2003 年までプリンストン大学ウッドロー・ウィルソン政治大学院で教鞭を執る。米戦略国際問題研究所日本部長、駐日米大使特別補佐官を歴任。2003年より現職。90年度大平正芳賞、有沢広巳賞、97年度アジア・太平洋賞受賞。主な著書に『自民党長期政権の研究』、『アジア危機の構図』、『戦略的資本主義』『米軍再編の政治学』等。

渡辺将人(わたなべ まさひと)【訳者】
ジョージワシントン大学ガストン・シグール・センター客員研究員。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。テレビ東京報道局、コロンビア大学ウェザーヘッド研究所フェローを経て現職。専門は米政治外交、米メディア比較研究、米東アジア関係論。主な著書に『アメリカ政治の現場から』、『見えないアメリカ』、『現代アメリカ選挙の集票過程』、訳書にブルース・カミングス『戦争とテレビ』等。

 

日米同盟の静かなる危機

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