あの挫折の先に

2012年8月30日

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夏目幸明 (なつめ・ゆきあき)

ジャーナリスト

1972年、愛知県生まれ。愛知県立豊橋工業高校から早稲田大学へ進学、卒業後、広告代理店に入社し、その後、雑誌記者へ。小学館『DIME』に『ヒット商品開発秘話 UN・DON・COM.』を、講談社『週刊現代』には、マネジメントの現場を描く『社長の風景』を連載。ほか、明治学院大学講師をつとめ就活生の支援を行う。『資格の学校TAC』では、就活生と一緒にエントリーシートを書き、面接練習を行う講座を持つ。
執筆記事:「社長の風景」(現代ビジネス)、「火力発電所奮闘記」(『VOICE』)、「ビジネスの筋トレ」(『フレッシャーズ』)、「就職活動セミナー」(『資格の学校TAC』)

第5回 1回10分、月500回以内は無料で通話できる
『だれとでも定額』の発案者
株式会社ウィルコム 寺尾洋幸さん(46)

『だれとでも定額』を開始した2010年12月以降、契約者数はずっと右肩上がりが続いている。
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 女優の佐々木希と、芸人の千原兄弟がコミカルな掛け合いを見せるCMで知られる、ウィルコムの『だれとでも定額』。他社携帯や固定電話などにかけても、1回10分、月500回以内であれば、通話料が無料になるプランだ。2010年12月にこのサービスを始めてから、ウィルコムのユーザー数は開始前より100万人以上増え、現在の加入者数は490万人に上る。また、『だれとでも定額』を利用できる話し放題スマートフォン「DIGNO DUAL」の発売など勢いのあるウィルコム。

 今回、話を聞いた寺尾洋幸は、この人気プラン発案者だ。ウィルコムの戦略立案者として、同社を買収したソフトバンクグループ・孫正義氏にこのプランを直接プレゼンし、実施につなげた人物。同社躍進の“陰の立て役者”とも言えよう。

 しかし、そんな彼もまた、若い頃の挫折を乗り越えたビジネスパーソンの一人だった。入社3年目のある日、彼は「今でも忘れられない」という大きなミスを犯す。早朝から会社の電話が鳴り止まなくなったというそのミスは、なぜ起き、彼にどんな影響を与えたのだろうか。

てらお・ひろゆき/マーケティング本部 本部長。90年“電話料金を下げる”というミッションに共感し第二電電入社。PHS事業の分社化を経て生まれたウィルコムに着任してからも、同社端末同士なら24時間通話無料のプランを立ち上げるなど、通信料の低価格化に尽力。

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