2024年4月20日(土)

世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2012年11月1日

 そして、この馬提案は、交渉による政治的解決を主張していますが、法的立場が強く、かつ、現に実行支配している日本にとっては、交渉による解決の余地は無く、日本が求めるべきは司法的解決です。したがって、国際司法裁判所による判決を求めることが、日本の取るべき王道であると思われます。

 この論説の意義は、台湾が国際的役割を果たし、そのことによって国際的立場を高めるよう促すこと、すなわち、台湾への支持表明にあると言えるでしょう。

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